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MUSIC from HAMAMATSU

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ブライアン・ウィルソン チルドレン

最近リリースされたSteve LacyのAmberを聴いていたら、あれこれブライアン・ウィルソン(Pet Sounds〜Smile)的だなぁと思って久しぶりにSpotifyのプレイリストを制作してみた。やっぱりこの2つのアルバムは大好きだなぁと再確認させられたので、90年代当時ブライアンチルドレンと呼ばれていた方々や最近の方々まで66〜67年のブライアン大好き!が滲み出ている曲たちを集めました。 90年代に青春を送った僕にとってビーチボーイズ=Pet Soundsであるのだ

klark soundの最新曲が最高です。

ポストロックバンド、サファリ・ウィリアムズのクラーク・ハミルトンのソロプロジェクトであるklark soundの最新リリースがとにかく素晴らしかったです。 国内で言えばLampなどに通じるプログレッシブなのにメロディやハーモニーは美しい良質なポップミュージック。よい音楽はいつの世も生まれ、聴く僕らの気持ちを豊かにしてくれますね。 klark soundについては以前紹介したこちらをどうぞ。

60's西海岸サウンドを瑞々しいインディーポップに仕立てた注目の新人Nite Tides。

ライアン・プールはナッシュビルのプロデューサー/レコーディングエンジニア。高校生時代のアマチュアバンドを除くとプレイヤーではなく、レコーディング技術を学び自らスタジオを構える裏方で活躍してきた人物のようだ。 コロナ渦で活動が停滞し、自らのソロプロジェクトを開始。Nite Tidesと名付けられたプロジェクトは初配信曲となるForever Babyをリリースした。ビーチボーイズを始め60年代米国西海岸のポップミュージックに影響され、インディーポップの瑞々しいアレンジで奏でられ

アトランタのKlark Soundはブラジル経由したポスト・ジャズロックな大大傑作!?

Klark Soundはジョージア州アトランタのKlarkという青年のソロユニット。昨年活動を開始して以来、シングル4枚と今年に入ってアルバムを1枚リリースしています。すべて配信のみでのリリースで物理フォーマットはまだ出ていません。僕は昨日初めて知ったわけだけれども、これが耳を疑うばかりの大大傑作で驚きました。とりあえず音源を聴いてみてください。 トロピカルな万華鏡サウンドがとにかく頭を直撃します。ヤバすぎます。日本で無理矢理例えるとGUIROに長谷川白紙が加入したみたいな

渋谷系と河合代介とハモンドと

僕自身が鍵盤を弾けるわけでもないのだけれども、好きな楽器は何?と聞かれたらわりと早い段階で挙げる楽器がある。ハモンドオルガンだ。オルガンでもシンセでもなくハモンドとするのは、やはりあの独特の倍音を活かした音色が好きだからだろう。 まずはハモンドってこんな音色と紹介がてらの一発。ハモンドの神様ジミー・スミスのThe Cat。ラロ・シフリン編曲で多少派手だけれども、ハモンドのドライブ感全開のサウンドが楽しめる1曲だ。 僕自身がハモンドに魅せられるのが、アシッドジャズが流行って

1976年生まれの僕(早生まれ)が高校生の時に聴いていた音楽をまとめてみた。洋楽編

新型コロナの影響が僕らのようなフリーランスのデザイナーにもいよいよ及ぶに至り、仕事が延期になったり中止になったりで時間が空くことも多くなってきました。気が滅入るような事も多いのですが、この状況の後の事もそろそろ考えて色々動かないとなと思ったりしています。とはいえすぐに何をするでもないので、ふいに思いついた高校生の時に買ったCDや友達に借りて聴いていた音楽をSpotifyでプレイリストにしてみました。 中学の頃にフリッパーズギターに出会うのですが、僕は豊橋なんて田舎に住んでい

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LAのベッドルームプロジェクトhoneywhipに大注目!

honeywhipは現在2曲のみ発表しているL.A.で活動するベッドルームポッププロジェクト。日本でスタートして、今はL.A.で活動しているという事以外まるでアナウンスされていない謎のユニットです。 しかしながら初めてアップしたこのso obviousの素晴らしいこと! Benny Sings的な職人気質なポップなメロディを、Jacob Ogawaなど今時なチル〜Lo-Fiポップな味付けで奏でる楽曲に1曲で虜になってしまいました。 これからも注目していきたい人(たち?)ですね。

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加納エミリがジャパニーズレトロとして海外でブレイクするのを夢見てしまう。

NEO・エレポップ・ガールとして大注目の加納エミリさんの、 新しいリリックビデオが公開されました。 アイドルとニューウェーブを結ぶ特異な存在として 広く色んな音楽リスナーから支持を得ています。 今回のリリックビデオではJILL LAMMと手を組み 8ビットコンピューターゲームの世界観と ヴェイパーウェーブ以降のセンスを絶妙なバランスで組み合わせた事で 彼女の最後のピースがばっちり埋まった気がします。 海外の求める80'sシティポップ、90's J-POPにみる ジャパニーズレトロな完璧なパッケージングとして これは海外でもめちゃくちゃ人気出てしまうのではと思ってしまいます。 SWSXあたりのショーケースに本気で出演して欲しいと 強く夢見てしまいます。

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米コロラド州デンバーの夫婦デュオの新譜は傑作の予感。

Tennisはアライナ・ライリーとパトリック・ライリーからなる夫婦デュオです。70年代のポップミュージックに影響を受けて音色は今時のベッドルームポップやシンセポップな味付けでバランス感覚が素晴らしいユニットです。 彼らの3年ぶりのアルバム「Swimmer」が2月14日リリースされ、先行シングルとして「Runner」そして「Need Your Love」のMVが公開されています。 「Need Your Love」が本当に素晴らしく、2020年の世界にカーペンターズが復活したかのような仕上がりです。彼らの持ち味である70年代王道ポップのメロディラインの美しさが最大限に発揮され、また絶妙な転調が最高に気持ち良い。これは発売前にしてアルバムは最高傑作なのでは?と期待が上がりますね。

Ping Pong Clubの新曲はUKインディー美味しいとこどり楽曲。

Ping Pong Clubはインドネシアのインディーポップバンド。初期には同じく同郷で日本でも人気のポップバンドikkubaruのMuhammad Iqbalもサポートメンバーとして在籍したことで日本でもインディーポップ好きの間に知られる。 今回Ping Pong Clubがリリースしたシングル「Crystalline」がめちゃくちゃ良い。元々Painsあたりに触発されたキラキラした音色のインディーポップだったけれども、今回はグッと骨太に。New Orderなどのポストパ

最近のお気に入り曲

最近のお気に入りはこんな感じの音楽です。

ネクスト・ビリー・アイリッシュ? Sophie Meiersがいよいよ本格始動。

Clairoとともにアメリカのベッドルームポップ/ガールズコミュニティを牽引してきたSophie Meiersがいよいよ本格始動してきたようだ。ソニー・ミュージックエンタテインメント所属になり、期待されるデビューアルバム「GUTTERGIRL」より先行配信リリースおよびミュージックビデオが公開された。 作曲、トラックメイク、はたまたCINEMA 4Dを使った3D映像まで自作でこなすマルチな才能なベッドルームポップシンガーである彼女だが、今作ではよりメジャー志向で広く魅力が伝

60年代サウンドのリバイバル?

最近海外のインディーを聴いていて面白いなぁと思っているのが、ローファイヒップホップの人たちがボサノヴァや60年代ソフトロックのエッセンスを取り込んでいる事です。 CucoのBossa No Séはタイトルずばりボサノヴァを取り込み、アルバムでは他の曲も60年サイケ感を上手くいかしたサウンドメイキングをしています。今やロサンゼルスのミレニアム世代を代表するcucoが仕掛けることで、ここからさらにこの手のサウンドが人気になっていく気がします。 MyKeyも60年代のソフトなス

沖野俊太郎のニューシングルVisions Of Your SleepのMVが公開

90年代日本を代表するマッドチェスター/シューゲイザーバンドVenus Peterのフロントマン沖野俊太郎さんの最新シングル「Visions Of Your Sleep」のMVが公開されました。 ここ最近の沖野さんは自身のルーツにストレートに向き合った新作をコンスタントに発表していますが、今回の新作ではローファイポップ、サイケポップといったインディートレンドを取り入れながら、自身のルーツであるシューゲイザーを2019年のサウンドにアップデートしています。聴いててとにかく気持