60年代サウンドのリバイバル?
最近海外のインディーを聴いていて面白いなぁと思っているのが、ローファイヒップホップの人たちがボサノヴァや60年代ソフトロックのエッセンスを取り込んでいる事です。
CucoのBossa No Séはタイトルずばりボサノヴァを取り込み、アルバムでは他の曲も60年サイケ感を上手くいかしたサウンドメイキングをしています。今やロサンゼルスのミレニアム世代を代表するcucoが仕掛けることで、ここからさらにこの手のサウンドが人気になっていく気がします。
MyKeyも60年代のソフトなストリングスを取り入れたサウンドメイクで、メロウな曲を作ってきました。西海岸のビートメイカーやローファイヒップホップ勢に何かしらのブームがあるように感じます。
この路線で思い出されるのがTV Girl。3、4年前から60年代的なサウンドをサンプリングし、現代の渋谷系的な音作りをしています。最新アルバムのBlue Hairでは日本でも人気の高いソフトロックバンドThe Cyrkleが映画The Minxに提供したサントラからの印象的なコーラスのサンプリングが見事です。
90年代のソフトロックリバイバルから30年周期で、若い人たちの間に60年代サウンドのリ・リバイバルが来ているのかもしれませんね。そんなわけで僕も最近リリースされた若手バンドの曲でソフトロックぽいものをセレクトしプレイリストを作ってみましたので、よかったらお聴きください。