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呼吸はなぜ免疫力アップに関わるのか?【これからの免疫力を高める習慣7】
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薬やサプリメントに頼らずに、病気になりにくい、免疫力を高める生き方、始めてみませんか?
今回は呼吸はなぜ免疫力アップに関わるのかということについてです。
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呼吸がなぜ免疫力アップに関わるのでしょうか?
このことについて一般的に言われるのは、免疫力の低下は自律神経の乱れが原因であるため、ゆっくりとした呼吸を行なうと、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが整えられる、ということです。
しかしそのことを取り上げる前に注目しておきたいのは、ロバート・ハシンガー医師が『「病気」と「健康」の法則』(サンマーク出版)のなかで、
「健康とは、生体内のエネルギーバランスがきちんと保たれている状態といえる」
のであり、もし頭痛などの「なんらかの症状が現れたときは素直にそれにしたがい、生体内のATPをできるだけ増やし、エネルギーレベルを元に戻すことが必要」であると述べていることです。
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ちなみに「ATP(アデノシン三リン酸)」とは生物が利用している「エネルギー通貨」のことをいい、このATPの産生には細胞内のミトコンドリアが関わっています。
またロバート・ハシンガー医師は、
私たちが病気になるのはこのATPの需給バランスが崩れたとき、つまり生体内どこかでATPが不足したときです。たとえば寒いときは体温を上げるために多くのATPを使ってしまい、免疫システムが使えるATPが不足します。風邪をひくのはそのためでしょう。
とも述べています。
そして、生体内のATPを増やして健康を維持するために重要なのは「呼吸」であるとしています。
ATPを増やすためにもっとも重要なのは、呼吸です。生体は酸素を使って、食物を消化吸収することによって取り出した栄養成分からATPをつくりだします。
つまり、呼吸量を増やし、体内に取りこむ酸素を増やすほど、ATPの産生量が増加し、生体全体のATP量が増えると考えられるのです。
つまり、呼吸量を増やすことにより、エネルギー通貨である「ATP」の量が増えると、より免疫システムが働くようになると考えられるのです。
そしてATPが十分に生体内に行き渡り、ヒトの体に備わった優れた免疫システムがきちんと機能していれば、ちょっとやそっとのことでは風邪をひかないのだと考えられるのです。
この記事のポイントは、息を吐いて吸う「呼吸」によってATPを増やしていくことが、免疫機能の低下を防ぎ、結果的に免疫力アップにつながるということです。
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ATPはヒトから細菌に至るまで、生命活動のさまざまな場面で、エネルギーを受け渡します。その汎用的な役割から「エネルギー通貨」といわれています。エネルギーが使われると、ATPは別の物質になりますが、すぐにつくり直されます。成人が1日に消費するATPを合計すると、なんと数十キログラムにもなります。ATPは生物が再生しながら多量に消費する重要な化合物なのです。
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