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詩(ポエム)の作品集

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(練習ではない)心が何かを感じて書いた詩を集めました。
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2024年5月の記事一覧

詩『リレー』

題名『リレー』

ザザザザと紙がやぶれる
日常が裂かれてゆく
血はないが悲鳴はあがる
だれの声か分からない

死神が手招きすれば
駆け寄ってあまえたくなる
ぬくもりが命のさけび
ゆすってよ、うでをつかんで

なんどでもボクはたたかう
ここにある世界がすべて
手をつなぐそれだけでいい
笑い声がリレーする

詩『ママ』

題名『ママ』

あったかくって きもちいい
ママのスカート もぐりこみ
うとうとねむった ひるさがり

やわらかくって きもちいい
ママのおっぱい ぼくのもの
パパにはぜったい やらないぞ

でっかいせなかは いいにおい
ママのおんぶは せかいいち
みんなをみおろし いいきもち

こもりうたって なつかしい
ママのおうたは ねむくなる
ほっぺにチューして みぎひだり

詩『ふわり』

題名『ふわり』

ふわり ふわり
飛んでいる
ふわり ふわり
チョウのよう

ひだまりのなかを
やさしさの粉をまいて

ふわり ふわり
見えるけど
ふわり ふわり
いのちがけ

かなしみのあめも
避けながら飛んでゆくの

ふわり ふわり
おだやかに
ふわり ふわり
かがやいて

ふわり ふわり
見ているよ
ふわり ふわり
ぼくがいる

詩『他人という山』

題名『他人という山』

山を見上げれば途方もなく高い
まるで天国のごとく遥か遠く
その頂上をあきらめたくなるもの
しかし、登りだすと
意外にたどり着くのも
山の頂上だ

山に近づけばその迫力もすごい
それは存在だけで圧倒をする
我が小ささを蔑みたくなるんだ
しかし、登らないと
本当の偉大さにも
気づけないものだ

詩『はんぶんこ』

題名『はんぶんこ』

インコのかあさん死にました
たぬきのかあさん亡くなった
ドジョウのかあさん逝きました
王さまのかあさん御隠れに?

晴れの日、雨の日、あるように
ふつうにあふれる訃報でも
ひとごとだったらその場だけ
泣いたらすっきりしちゃうのに

あのねぇ、そのねぇ、
わかるかなぁ、
だまって笑顔で聞いている
あなたのそんざいそのものが
わたしの命の…はんぶんこ

だれもが出会ってまたわかれ

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