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また基礎から始めていく

何をやるにしても、順序を飛ばして、基礎をしっかりやらずに焦って先走れば、それはいずれ破綻していく。

守破離という教えがあるように、まずは基本の型を忠実に守り、それをマスターしてからでないと、先へ進んでも必ず転ぶ。

久々に、体調不良によって5日間の休暇をとることになった。

回復へ向かい、思考もクリアになり、気持ちも前向きになり始めた3日目。

また、1から、いや、ゼロからやり直そうと、ふと思った。

それは、力みでも、我慢でも、頑張りでもなく、脱力した状態で、心地よくふわりと降りてきた感覚だ。

今まで、何度も転び、何度も失敗してきた。

けど、それらは全て貴重な財産であり、多くの学びを与えてくれるものだ。

ガーデニングを通して、こんな記事を書いておられる方がいた。

新しい苗やアイテムをどんどん買って、増やしていく前に、今あるもの、持っているものをきちんと大切にしていますか?愛していますか?

文脈は全く違うけども、内容はそんなものだった。

過去に、大幅に断捨離をしてみて、ミニマリストに近いところまでやってみた時に、私自身が感じだ感覚と見事にシンクロするものだった。

やりすぎたせいで、ミニマリストからは脱却して、今では多くても少なくてもどっちでもいいというスタンスだが、その記事を見て、なんとなく忘れていた感覚を思い出せた。

読んだのは今から1ヶ月くらい前のことだが、この度の体調不良で、なんとなくそのことを思い出した。

外側へ、新しいものへ手を伸ばし、アレコレと欲しがり、手に入れ。

それはそれで楽しいかもしれないけど、足元はどうだ?

買ってきた苗やアイテムの扱いはどうだ?

目的が、増やすことだけになっていないか?

これは、たまに自分を冷静に見つめ直しておかないと、本当に危険だったりする。

自分が楽しいと思うこと、正しい生き方をしているつもりでも、そうこうしているうちに、大切なものがどんどん萎れていき、枯れていき、失ってしまう。

気が付けば、手段が目的となってしまっていて、振り回されてしまっている状態ともいえる。

生きるのに食べ物が必要だ。

食べ物を得るには、野菜を育てるか、狩猟をするか、働いてお金を得て買うかしかない。

本当は食べるためのはずだったのに、お金を得ることが目的になっていないか?

成果を得ようと必死になっていないか?

買い物をして、ただ手に入れることだけを目的としていないか?

声をかけて、惚れさせて、ハンターのように自分へ好意を向けさせることだけを目的としていないか?

このような間違いは、あらゆる方向で起きてしまう現象であり、気が付かないうちにそうなってしまっていることがある。

大切に扱いもしないのに、どんどん集めて、ほったらかしにして、駄目にして、また新たに欲しがり、手に入れようとする。

これが、自分を苦しめていることとも気が付かずに、繰り返してしまったりする。

今思うことは、自身の健康に対して、自分という存在を支えてくれている肉体に対してだ。

外側へ求めることよりも、まずは近くに居るもの、在るものを大切にし、愛でる。

中心へ愛を注げば、そこから溢れるように愛は外側へと流れ出ていく。

花や野菜を育てて、豊かな暮らしを目指すため、まずは自分の小さな庭を、素敵な景観に仕上げたかった。

そのためには、沢山並べている鉢に植えた花たちひとつひとつに、きちんと手を掛けてあげて、キレイに育てていかなければいけない。

増やしてしまって思うことは、それは簡単なことではないということ。

なんとなくでいけると思っていても、そう上手くはいかないところは多々ある。

それでも、次の春にはキレイに咲かせたい。

そんな夢を抱きつつも、今年の夏に仕事に力を入れすぎてしまい、膝を痛めて未だに治ってはいない。

自分の庭の整備、近所の草刈り、借りている土地での野菜作り、空き家の整理など、やろうとしていたことは沢山ある中で、膝を痛めてしまったことはかなり致命的だった。

世の中は、実に上手く出来ていると思う。

強制的に、基本中のキホン。

健康という立ち位置にまで戻されてしまった。

体が元気でなければ、本当に何も出来ないし、何も楽しめない。

だからと言って、ここで焦ってしまうと、ただそれは長引いてしまうだけだ。

やれることをやるしかなく、今は絶賛体調不良の真っ只中だ。

とりあえず、水分補給と腸活で何とか体に栄養を行き渡らせ、動画や書籍、ブログなどで楽しむ時間を意図的に作っている。

この基本動作が、庭へとつながり、野菜作りへとつながり、地域貢献へとつながり、どこかの夢の地へとつながっている。

次にやりたいことは、もう決まっている。

体調が戻り、本調子で動けそうなのは、恐らく2月の上旬あたり。

今は暖かくても、きっとその頃はかなり寒いはずだ。

来春に、しっかりと花たちに咲いてもらい、野菜も元気に育ってもらうには、2月下旬から3月が勝負だと私は見込んでいる。

だからこそ、2月は中旬までは調整期間。

体力を回復させると同時に、軽いストレッチと筋トレを入れながら、徐々に体を慣らしていって、3月から思いっきり活動していきたい。

やりたいことは、とにかく自分の庭の花たちを強く大きくしていく。

野菜作りよりも、まずは花からやってみる。

ここでも、基本に忠実にやろうと決めているので、ひとつのルールに従って一定期間試してみようと思う。

それは、ガーデニングインフルエンサーのともホームさんがいつも言ってる管理方法。

・液肥(1000倍希釈)を一週間に一回与える
・緩効性肥料を一ヶ月に一回与える
・花柄、枯れ葉、枯れ枝をとる

たったこれだけで、見違えるほどの姿になるみたいなのだが、私はそれすら続かず、やったりやらなかったり。

もちろんそれでもそこそこ咲いてはくれるし、ほったらかしでもそれはそれで悪くはないのだが、基本に従ってやってみて、立派に育ててみるということに挑戦しようと決めている。

花たちは、手をかけた分だけ、必ず応えてくれる。

それが愛でることであり、新たなものを引き寄せる力となるはず。

そのためにも、まずは自分を大切に、体を大切にしたい。

やりたいことはまだまだ沢山あって、大きな夢を抱いているのだからこそ、それを夢のままでは終わらせたくはない。

また来世~。

なんてことにならないように、とにかく、基本に忠実に。

心の健康、体の健康。

今のこの、体調不良すらも楽しんで、春へ向かって基礎からやり直してみようと思った。

長い長い独り言にお付き合い頂き、ありがとうございました。

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