Nemoto

思考の備忘録

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最近の記事

WOC2024を終えて

達成できなかったことについて文章にまとめるのは気が乗らないが、それでもWOCだけはやっておかなければならない。レース自体の、というよりは2年間の取り組みの。振り返り、というよりは今考えていることを。 やっておかなければならないと思うのは、数年前に自分が某氏の記事に感銘を受けたから。「こんなマイナースポーツでも本気で世界を目指している人がいるんだ」と思ったから。界隈から受けたものは返さないと。 私は社交的な性格でないため初対面の人に自ら話しかけることはなく、すべてのSNSが

    • WOC2024選考会のこと

      終わってみれば ・強化選手(標準1+実績) ・日本ランキング 総合2位(年齢別 総合1位) ・全日本スプリント2023 4位 ・WOC2024代表選考レース 1位 ・World Ranking 日本人3位 と日本代表の4名に選出されるに相応しい結果になったが、選考レースの2週間前時点ではあまり自信がなかった。一番の理由は「選考レースがパークOだったから」。通る可能性は30%くらいだろうと。 今よりスプリントが遅かった2年前のWOC選考レース(@新潟市街地)では準備段階から

      • オリエンテーリングhogehoge2

        ほげほげ2 『○○2』なるものは、得てして前作より退屈である。 生存バイアス 自身のトレーニングの選択にあたって経験を頼りにするのは良い。それで伸びてきたのであれば、何らかの理由で自身に合っている可能性が高い。しかし、他者に当てはめる際には注意しなければならない。あくまでn=1の結果であることを意識しなければならない。 当たり前のレベル ”当たり前のレベル”をどこまで高められるかが肝要である。人は自身の”当たり前”より多くのリソースを割いたとき「頑張った」と感じる。

        • オリエンテーリングhogehoge

          最初にお断り タイトルは無視してよい。内容はオリエンテーリングに限らない。そもそも私は綺麗な文章を書くことが苦手である。人様用に文章を書く労力を捻出する気が起きるのが年に一度ほどで、かなりのエネルギーを要する。 ここに記載することは誰に向けて書いたものでもなく、すべて個人の偏見であり、リソースに乏しいものであり、n=1の感想程度のものである。特に構成を考えている訳ではなく、普段ほげーっと考えていることを思いついたものから書き連ねていくことにする。 「やりたいこと」と「でき

          ”走力”とは何か

          最近「理解 や 気付きを得るには人に教えてもらうだけでは不十分で、経験が伴ったとき初めて得られるのかも」と思ったりします。 でも同時に「他人が "気付きのきっかけ" を作ることくらいはできるよなあ」と思ったりもするので、いつか(根気強く読んでくれる)誰かの役に立つことを願って、この記事を残すことにします。 おはようございます。こんにちは。こんばんは。 「オリエンテーリング Advent Calendar 2022」24日用の記事です。 3年前にも記事(jogのすすめ)を書

          ”走力”とは何か

          集中力の質

          0.左利きのエレン私の好きな漫画に「左利きのエレン」がある。 作中で、登場人物の真城学は「才能の正体とは?」という問いを発しており、この問いに対する考察が興味深いため、単行本や原作者のnoteから引用しながら、自身の考えも交えて整理したい。 1.才能の正体ーーー ーーー 私たちが「日常生活の中で共有している時間」は絶対的なものであり、自分にとっての1秒は、誰にとっても1秒である(と一般的に意識されている)。 しかし、 つまり、時間に変化は無くとも、そこに向き合う人

          集中力の質

          WOC2022を終えて

          WOC2022(in Denmark)が終わりました。 結果は惨敗。力不足を痛感する結果となりました。 WOC本番に挑む前の期間の記録から残しておきます。 現地に飛ぶまでの記録は自分のための備忘の意味合いが強く、第三者が読んでも面白くないと思うので、お忙しい方は「現地Training Camp」以降をお読みいただきたいです。 2021/10/24 全日本ロング思い返せば、前年度全日本ロングがトレーニングを開始する最初のきっかけでした。日本ランキング53位で迎えた2021年

          WOC2022を終えて

          オリエンテーリングとの関わりかた

          先日、意外とオリエンテーリングとの関わり方に悩んでいる人は多いのか、、?と思う出来事があったので、改めて考えてみた。 が、案の定私の場合は何も難しいことなんて思いつかなかった。 自分にとってオリエンテーリングは、3年前に始めたときから今まで(きっとこれからもずっと)趣味なので、関わり方に悩んだことがない。 陸上競技をやっていた時のように色々なやりたいことを犠牲にしているならまだしも、オリエンテーリングをやることで何も犠牲にしてないし、やる理由なんて「楽しいから」以外に何も

          オリエンテーリングとの関わりかた

          初対面の人に話しかけるのは難しい

          ----- ”ローコンテクストな会話”が苦手だ。 ----- 最近になって、ハッと思いついた。表題の原因である。 「ローコンテクスト」とは程度が低いとかいう意味ではなく、「各々のバックグラウンドに関係なく、誰でも共通に話題にできる」という意味。 逆に言えば、「ハイコンテクスト」は話題の背景や前提知識が入っていないと、文脈が理解できないものだ。 「初対面が苦手な理由これか?」と思いつくに至った経験を以前にした。 大学2年の終わりに、フィリピンのセブ島に1か月間滞在し

          初対面の人に話しかけるのは難しい

          モチベーション非依存人間

          最近また「なんで仕事とかオリエンテーリングとか大会運営とか色々頑張れるの?」と複数の人から聞かれたので、ちゃんと誤解を解かなくては。 私は基本頑張っていないことが多いです。 誤解を恐れずに言うと、無気力なことの方が多い。 自分で言うのもなんですが、なんでもある程度の成績を残しがちなのは単に “やらなきゃいけないことを淡々とこなす能力が高い”だけです。言い換えれば、モチベーションに頼っていない(下図のイメージ)。 なので、私はモチベーションがないと成績を残しにくいものは基

          モチベーション非依存人間

          jogのすすめ

          2019年冬にオリエンティアに向けて書いたものですが、反響があった記事なので、こちらでも公開。こちらはちょこちょこ更新するかも。 ーーーーーーーーーーーーーーー おはようございます。こんにちは。こんばんは。 12/23のAdvent calendarを担当します、筑波大学オリエンテーリング部3年の根本 啓介と申します。オリエンテーリングは1年目です。 先日たまたまAdvent calendar立案者の方と呑む機会があり、「書いてみなよ~」という一言をきっかけに書くことに

          jogのすすめ