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年商8桁→収入ゼロ。成功の裏側にある心の不安:HSPがSNSビジネスで学んだこと

成功の裏側 - 年商8桁からの学び

・はじめに

SNSビジネスを運営しながら、HSP(Highly Sensitive Person)としての気質に悩むあなたへ。
私もかつては27歳でSNSビジネスに挑戦し、年商8桁を達成しましたが、その過程で繊細な心が引き起こす独特の挑戦と向き合いました。

急成長するビジネスの中で感じる喜びと、同時に押し寄せるプレッシャー。物質的な成功を手に入れながらも、心の平穏を保つ難しさに直面した経験を共有します。

SNSビジネスで成功を収める過程で、私は自分がHSPだと認識するのが難しく、自分のメンタルが弱いだけだと思い込んでいました。しかし、日々の感情の波やストレスへの過敏さに悩む中で、自分が実はHSPであることに気づきました。この記事では、私自身の体験や心の動きをもとに、HSP気質がどのようにSNSビジネスに影響を与えるのか、そしてその特徴を理解することで自分もHSPかも?と気づくための参考にしていただける内容をお伝えします。

この記事では、私の実績や体験を基に、成功の裏に隠れた感情の波と向き合い、どうすれば心の平穏を保ちながら前に進めるかを探ります。繊細で敏感なあなたが、自分自身に合った成功の定義を見つけ、心の豊かさを実感できるよう、心からサポートします。

ぜひ、この内容があなたの助けとなりますように。


・年商8桁までの道のり

私は医療職のサラリーマンとして安定した生活を送っていましたが、心の奥では「自分にしかできないことがあるのではないか?」という漠然とした思いを抱えていました。そこで27歳のときに、SNSビジネスに挑戦することを決意しました。その結果、年商8桁を達成しましたが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。

当時、私は周囲の優秀な同期と自分を比べることで、自分の無力さを強く感じていました。「私には何も特別なことがない」と落ち込むことも多かったです。しかし、SNSで自分の得意分野を活かして成功している人たちを見て、「私にもできるかもしれない」と感じ始めたのです。サラリーマンの安定を手放すことには強い不安がありましたが、今しかできないことにチャレンジしたいという気持ちが勝り、常勤の仕事を辞めました。

その後は、週2日は非常勤で働いて生活費を賄い、週3日はスキルアップのために学びながら働き、残りの時間をSNSビジネスに注ぎました。休む暇もなく働く日々が続き、SNSではブログやインスタグラムを半年間、毎日更新していました。マーケティングやブランディング、コミュニケーションスキルも学びましたが、最初は思うような成果が出ませんでした。

「なぜうまくいかないのだろう。私には向いていないのかもしれない。他の人たちはもっとスキルがあって結果を出しているのに、私なんかが選ばれるわけがない」そんなネガティブな思いが頭をよぎり、落ち込むことが多くなっていました。申し込みページを一生懸命作っても、お申し込みはゼロ。毎日確認するたびに失望し、ついにはそのページを廃止してしまいました。

ストレスに弱く、些細なことで心が乱れてしまう自分。周囲の起業家たちが簡単にこなしているように見えることが、私には大きなプレッシャーでした。今振り返ると、それはHSP(Highly Sensitive Person)の気質から来るものだったのだと気づきました。

それでも、少しずつフォロワーが増え、「いつも見てるよ!すごく参考になってる!」というメッセージをもらうことで、自分のビジネスが確実に成長していることを感じられるようになりました。影響力が拡大する過程で、成長の喜びを強く感じました。成功の喜びも失敗の痛みも人一倍感じやすいHSPならではの感覚だったのかもしれません。

働き続けることで、気づけば年商8桁を達成し、物質的に手に入れたものは増えていきました。以前は夢にも思わなかった高級ブランドの服やバッグ、靴を手にし、タワーマンションから東京の夜景を眺める生活。しかし、心の中には常に「これで本当にいいのだろうか?」という不安が残っていました。

お金の不安が完全に消えることはなく、次々と新しい目標を設定し、常に前に進まなければというプレッシャーがありました。それに加えて、仕事に対する自分の価値観とのズレや、SNSで他の起業家たちの成功を目の当たりにするたびに「自分はまだ足りない」と他人と比較してしまうことも。こうした内面的な葛藤により、物質的な豊かさを手に入れたはずなのに、心の平穏は遠のくばかりでした。

HSPである私は、人一倍感受性が強いため、他人と自分を比べることで心が揺れ、焦りや不安を感じやすいのだと気づいたのは、その後のことでした。物や成功だけでは心が満たされないことを痛感し、本当に必要なのは、シンプルで平穏な心を保つことだと考えるようになりました。


・急成長の喜びと罠

SNSビジネスが急成長する中、成功の喜びを実感しながらも、多くの予期せぬ課題や困難に直面しました。高額ビジネスモデルに伴い、クライアントに結果を出さなければならないという強いプレッシャーがあり、全てのクライアントに成功をもたらせないことへの罪悪感が常に心に影を落としました。特にHSP気質を持つ私たちは、このプレッシャーをより深く感じやすく、完璧主義が心を蝕んでいきます。

先輩起業家からは「気にしなくていいんだよ」や「野球の打率が3割なら十分」といったアドバイスを受けましたが、私にはその言葉が響かず、心の中で「もっとできたはずだ」と自分を責め続けることになりました。稼ぐためには鈍感になる必要があるのかと考え、サイコパスに関する本を手に取ったこともあります(笑)。しかし、そのようにしてもエネルギーが枯渇し、無気力感に襲われることが増え、「もうやめたい」と感じる瞬間が多くなりました。

急成長の過程で、HSP気質がもたらす感受性が、成功の喜びと同時に過度のストレスや心の疲れを引き起こします。成功の中で直面する課題や困難が、私たちにとってはより深刻に感じられることが多いです。この体験を通じて、心の平穏を保つための工夫が必要だと痛感しました。


・成功の定義の変化

働き続けることで、気づけば年商8桁を達成し、物質的には高級ブランドの服やバッグ、靴を手に入れ、タワーマンションから東京の夜景を眺める生活を実現しました。しかし、HSP気質を持つ私たちにとって、こうした物質的な成功が必ずしも心の平穏をもたらすわけではありませんでした。心の中には常に「これで本当にいいのだろうか?」という不安が残り、物質的な豊かさを手に入れても、お金に対する不安や焦りが消えることはありませんでした。

他人からは憧れられる生活を送っていても、心の豊かさは全く感じられず、無気力感に襲われることが増えました。物質的な豊かさがもたらす満足感は一時的で、持続しないことが多いのです。結果的に、強制的に物質的な豊かさを手放さざるを得ない状況になり、精神的な豊かさを求めるようになりました。

私がHSPとして感じたのは、成功とは物質的なものだけではなく、心の平穏こそが真の成功であるということでした。心の平穏を保つことが、私たちにとっては何よりも大切だと実感しています。


・まとめ

この記事では、SNSビジネスで年商8桁を達成した私の体験を通じて、HSP(Highly Sensitive Person)としての気質がどのようにビジネスに影響を与え、どのように価値観が変化していったかについてお伝えしました。
以下に要点をまとめます。

・年商8桁への道のり:
医療職からSNSビジネスに転身し、安定した生活を捨てて挑戦した結果、物質的には成功を収めましたが、心の平穏を保つ難しさに直面しました。

・急成長の喜びと罠:
成功の喜びと同時に、HSPとしての感受性がもたらすストレスやプレッシャーに苦しみました。完璧主義や過度のストレスが心の平穏を乱しました。

・成功の定義の変化:
物質的な豊かさを手に入れたものの、HSP気質の影響で心の平穏が得られず、最終的には物質的な豊かさよりも精神的な豊かさが重要であると気づきました。

あなたがこれまで成し遂げた成果は、決して簡単なことではありません。
成功を手にしながらも、繊細な心で感じるプレッシャーやストレスと向き合っているあなたは、実に強く、そして素晴らしいです。
HSPとしての気質がもたらす挑戦は大変ですが、その繊細さこそがあなたの強みであり、深い理解力と共感力を生んでいるのです。

自分を責めることなく、時には休息を取り、自分の感情に正直でいることも大切です。あなたがどれほど努力し、成長してきたかを認め、自分自身に優しく接してください。心の平穏を保ちながら、引き続きあなたらしい成功を目指していけることを心から願っています。

あなたの歩みには価値があり、自己理解をさらに深める機会になるでしょう。


I'm enough.で生きる。
続く。

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