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「日本の神様解剖図鑑」〜図書館には発見がある

図書館のカウンター横に
本を載せるワゴンがあるじゃないですか。

あれをブックトラックと呼ぶそうで

返却されてきた本が一時的に置いてあります。

私は図書館に行くと必ずそのブックトラックをのぞきます。

最近借りられた本がどんなものなのか
興味深いし

意外にも掘り出し物に
巡り合うからです。

画像の本も
ブックトラックにありました。


全く読もうと思っていないジャンル
の本でしたが読んでみると

意外にもおもしろく
イラスト入りでわかりやすく

日本の神様だけに留まらず

人間の歴史
世界の成り立ち
人の心にまで


想いを馳せることができました。

日本の神話は天皇家との関わりが深いと
思います。

天皇の系譜がどのような変遷をしてきたのか
そこまで書かれているわけではないですが

自分なりに考察をすることができました。

(宮内庁が古墳発掘調査をさせたがらないのはなぜか、、)


八岐大蛇や酒呑童子などの
ダークヒーロー
神として崇められる日本ですが

そこに闘いの歴史
祟りや怨みを恐れる人々の気持ちも感じます。

「鎌倉殿の13人」を見ていると

人間同士が殺し合い
領土を拡大していく姿

親戚縁者であっても
非情に命を奪う姿に驚きます。

今平和な日本に住んでいるけれど

この土地の根っこには
夥しい血の海と怨みが隠されている。

先祖たちが
国を成り立たせるために
繁栄させるために

多くの涙を流してきた。

どれだけの祟りを恐れたか
どれだけの差別をしてきたか

そういうことをじっくり考えました。

また、現代に生きていると

生死
子孫繁栄
穀物への希求

というものを忘れがちですが

人間がまだ少なかった時代
どれだけ子どもを作ること
育てること
生かすことが大変だったか

神への祈りがどれほど重要だったかを
思い知らされます。

興味が湧いてまた新しい本を借りました。
こちらもとても興味深い内容です。

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