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茶の湯の本たち #99 茶道の稽古場 役立つ100の知恵 (淡交新書)
読み易さ ☆☆☆ (三点満点中)
新書1冊で茶道のお稽古に必要な心構えや基礎的な知識が学べます。絵は少ないものの、各テーマが1〜2ページにまとめられているため、すらすらと読めます。
このシリーズについて
茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。
今回の本はこちら
おすすめポイント
茶室、割稽古、薄茶平点前、炭点前、拝見と千家十職、季節とお菓子など、お稽古において必要な知識が網羅的にまとめられています。これらは茶道を実践する際の基本的な流れや作法に関わるもので、初学者にとっても重要な学びの内容です。
また、「水は上水、湯は中を汲め」などの言葉が紹介されており、これは茶道の場面での具体的な注意点や伝統的な知恵を指します。お稽古を進めていく中でふと疑問に思うようなポイントについても、的確に説明されています。
読んで思ったこと
本書での紹介されていますが、扇子について気になりました。
茶道において扇子は、単なる飾り物や道具ではなく、礼儀作法の一環として「一線を引く」ための象徴的な役割を担っています。
茶室での作法では、扇子を自分の前に置くことで、自分と相手との間に見えない一線を引き、距離感や敬意を示す意味があります。この一線は、他者との境界を意識し、相手への礼を尽くすという茶道の精神を表現するものです。
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