茶の湯の本たち #107 茶事いまむかし小事典
読み易さ ☆ (三点満点中)
茶事にまつわる露地・待合、炭手前・懐石・主菓子などの初座、濃茶・薄茶の後座、そして茶事に必要な露地の道具などの歴史的な展開が説明されています。内容は難しめです。
このシリーズについて
茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。
今回の本はこちら
おすすめポイント
茶事に関連する事項の由緒を書いてあるので、読み物として面白いです。ただし、茶の湯関連の知識がないとわかりづらいと思われます。
茶事七式は、
風炉 正午の茶事
風炉 朝茶事
風炉 飯後・不時の茶事
炉 正午の茶事
炉 夜咄・暁の茶事
炉 飯後・不時の茶事
風炉/炉 跡見の茶事
となっており、それぞれ違いがあります。
例えば、炉 正午の茶事は、
【初座】初炭→懐石・菓子
【中立】
【後座】濃茶→後灰→薄茶 となっております。
本書では、茶事にまつわる露地・待合、炭手前・懐石・主菓子などの初座、濃茶・薄茶の後座、そして茶事に必要な露地の道具などの歴史的な展開が説明されています。
懐石の最初のお膳に出てくる向付 については、醤油が普及する以前の煎酒を用いている記述が天正年間や慶長年間にあることが紹介されています。
煎り酒の説明はこちら↓
読んで思ったこと
茶事は何かを知らないと本書を読むのは難しいと思われます。
これまでに読んだ本で関係ありそうなものをいかご紹介します。
1) 正午の茶事の進め方はこちらでご紹介されています。
2)茶碗・茶入・仕覆・薄茶器・茶杓・建水・蓋置・茶筅・茶巾・柄杓 のご紹介がある本はこちらです
3)菓子器や懐石道具のご紹介はこちらです
4)現代の懐石料理のご紹介はこちらです
以上ご覧いただきましてありがとうございました 😃
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