茶の湯の本たち#112 鷹将軍と鶴の味噌汁 江戸の鳥の美食学 (講談社選書メチエ 753)
読み易さ ☆☆ (三点満点中)
安土桃山時代の鷹狩りで取った鳥が高度な儀礼の贈答に利用されていたこと、明治ごろまでは野鳥がよく食されていたことがわかります。贈答された鳥を使い回す慣例があったらしいです
このシリーズについて
茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。
今回の本はこちら
おすすめポイント
茶の湯の歴史について読む中で、茶会記という茶事での道具や懐石料理の内容が記載された資料が出てきます。明治以前のメニューによく、白鳥やら鶴やら登場するので不思議に思っていました。その理由がこちらの本でわかります。
茶会記はこちらの本↓にもよく出てきます。
読んで思ったこと
日本に野鳥を普通に食す文化があったものの廃れたことについて筆者は嘆いており、うなぎ・マグロなど現代直面している資源管理の問題にも通じるところがあります。
上野山下の雁鍋屋 という話が登場しますが、幕末の上野戦争で登場します。こちらの記事が面白かったです
最後までご覧いただきありがとうございました 😀
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