自分の書き物の原点ってなんだろうって思った時、振り返ってみると中学時代かなって思います。 とにかく図書館が好きで、毎日何かしら読んでいました。 乱読もいいとこで、ジャンル問わず。 そして俳句や和歌で賞を取ったことがすごく大きい。 人生であんなに褒められたことってないです。 結果として、乱読が生きています。 書き物やるときに、ヒントがたくさん目につきますから。 褒められることって、大事です。
書き物に疲れた時、映画もなんか疲れるなって時、決まって観るのが素粒子の世界について・・・なんで? 単純に面白いからです。 素粒子というのは、原子を構成する最小単位の粒子であり、エネルギーでもある基本構造のこと。 難しいことは置いといて、まず光は素粒子です。 そこからアインシュタインが理論を編み出し、90年以上経た今ではさまざまな恩恵を我々は受けています。 あまりにも深淵な分野なので、飽きることがない。 スマホ、LED、GPS、液晶テレビ、レンジなどは素粒子の研究から発生したも
「あたげん桜、枯れしもとっとだろ?切りなっせ。危にゃーばい。」 いつも声掛けしてくれる三軒先の作造爺さんのよく通る声が、俺がいる裏手まで聞こえてきた。 うちのタエ婆ちゃんとは、いい茶飲み仲間だ。 「そんうちにゃ切っけん。」 「早よせんば。天狗ん来っばい。」 「なんやて?天狗てや?どけ来たつや?」 「うちたい!夕べも天狗ん風が吹いちかる、たいぎゃ葉が落ちてしもうた。よー来なさっとたい。」 「なーーんな!うちにゃ、いっちょん来んけん。好かんとだろ。」 この地域では天狗とか鵺とかは
紫式部が物語に目覚めた時のエピソードが、心の底から理解できました。 自分のために、書きたいものを書く・・・これ無くして、人の心に訴えるものは書けないのではないでしょうか。
現在、応募用のホラーを書いて降ります。 しかしホラーものって、簡単なようで難しい・・・。 まず設定自体がいい加減だと全くダメ。 さらにはどのポイントにフォーカスするか、どうインパクトを与えるかで全然違ってきます。 世界中でホラーものの映画や作品多いんですけど、面白いなって思えるのはわずか。 理由は上記。 自分で書いてみて、もうこれで悩みまくっております。 とりあえず、これまで観てきたホラー映画を思い出しながら自分なりのやり方で執筆ちゅう。 才能欲しいわ。
色んな考えがあり、色んな目標があると思います。 世間的に認識されることを目指すのはもちろん当然のこと。 私ももちろんそうです。 自分の作品には自信を持つと言いますか、今の自分ができることを精一杯入れています。 Kindleで発売している以上、これでもプロと自負しています。 そんなに売れていないだけで。 で、私が思っている自分の姿勢について少々述べさせていただきます。 基本は、他人様の評価はひとまず置くようにしています。 なぜなら、楽しいから書いているからです。 あたかも映画の
熊本のラーメンは、非常に美味い。 慣れているからだろうけど、世界一だと思う。 あー、美味い!
スティーブ・マッケンジーはあれこれ仕事を終えて、バーボンの瓶と葉巻を握りしめて庭に出た。 夜空には満天の星が光っていて、天の川銀河も姿もよく見える。 荒野に一人で住んでいるスティーブは、ロッキングチェアに腰を下ろしてため息をついた。 もう70歳になろうとしていて、以前のように軽快に動くことはできない。 あちこち身体に痛みもあって、本来ならこんなところでログハウスを建てて住む必要などない。 色々やらなければならないことも多く、毎日が同じパターンだ。 「お義父さん、もういい加減に
やはりすごい。 銭取れる文章って、こういうことなんですよね。 文章に力があるし、説得力がある。 ベテランならではのもの。 僕のなんてまだまだ情けない。 もうちょっとひとつひとつの作品を大事にしていかないと。 そんなことを痛感させられました。
自分の小説の原点は色々あるんですけど、確実に影響を受けた方々やジャンルがあります。 まずは手塚治虫先生。 あれだけの量の、しかも高品質な作品を残せるでしょうか。まず、無理だと思いますよ。しかも絵を描いてですから。 僕がKindleで発表している小説「虚愛」は、手塚先生の名作「地球を呑む」の中にあるエピソードにインスパイアされたものです。全く血縁関係のない人々が、全く別人になれるマスクを装着して本当の家族以上に家族になっていくというエピソードです。それを戦後日本に置き換
この物語は完全にフィクションであり、登場人物は全て架空の人物です。 上田山純一 主人公 放送作家 郷畑こゆり アイドルから女優に転向したタレント 素水一二三 山小屋管理人 鷹澤光徳 映画監督 脚本家 放送作家 郷畑満・留子 こゆりの義親 1 冬の山は美しい。美しく、冷たくて危険だ。かなり大きい木の間を、俺は雪を踏みしめながら歩いていた。山のプロが見たら全てアウトにしか見えない恰好で、一人で歩いていた。雪が服の隙間から入り込み、ずっと凍えていた。顎鬚でさえ凍っているよう
この物語は一部実際の地名や歴史上の人物名を使用しておりますが、ほとんどの人名地名は架空のものです。 登場人物 上棚田想 (かみたなだそう) 草水望 (くさみずのぞみ) 加瀬川巌 (かせがわいわお) 1 昭和50年、日本は行動成長期の夜明け間近。当時は三木武夫内閣で、それまでの戦後経済から脱却しようとしていた。世間は穏やかな景気の中で、テレビを中心としたエンタメで家族団欒を行うことが中流階級の姿となっていた頃。上棚田想は地元の映画館「カシオペア座」に入ろうとして
初冬の山中は、平野部よりもはるかに寒かった。枯葉を踏みしめて歩くと、ザクザクと乾いた音が聞こえてくるのだが、その音がさらに寒さをことさら強く感じさせるものだった。顔に当たる風は痛い程に冷たかった。夜風が全身に叩きつけるように吹いていて、スーツやコートの隙間から入ってくる冷気が身に染みた。 鉄也が向かっていたのは、指定された駐車場から20mほど歩いた先にあるこじんまりとした洋館だった。見るからに古いものであり、あまり手入れされていない壁には無数の蔦が這っていた。まるで草の
明日はどっちだ
うっかり、くだらない奴と繋がっている人をフォローしかけた。 マジで吐き気がする。 地虫は地虫だけで群れてればいい。 金輪際関わらないと決めたからな。
しょうじき、全く良さを感じない作品です。 原作からして、これなに、でした。 西洋人がエジプトや砂漠に妙な魅力を感じるからなんでしょうけど、少なくともアジアではそれほど・・・。 と思います。 https://theriver.jp/lynch-greatest-failure-dune/