猫短歌:ねこたんぽ
長男猫はわたしよりもパートナーのことが好きだったので、いっしょに寝た思い出はあまりありません。でも、たまに、気が向いたときに、わたしが眠るベッドに来てくれました。
掛布団の上で、わたしの足と足の間に入り込むコでした。小さくて軽い猫でしたが、掛布団の上からでも彼の温かさが足に伝わりました。
でも、わたしの寝相が強烈に悪いこともあって、一晩中ずっといっしょにはいてもらえません。軽いコでしたが、いなくなるとわかります。足の上の感触が変わり目が覚め、いなくなったことを確かめていました。
冬場、彼はゆたんぽを欠かせませんでしたが、わたしもです。足の上から長男猫がいなくなると、わたしは自分で蹴飛ばしてしまったゆたんぽを足で探し、見つけたら足で引き寄せていました。
そんな思い出話です。
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