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Photo by
daisaw33
短歌:盲愛
君がいる ふたりっきりの世界なら存在しない過去も語れる/銀猫
きみがいる ふたりっきりのせかいならそんざいしないかこもかたれる
積読山の標高が低くなってもいないのに、わたしは最近ネットで読める小説サイトが気になってしまいまして、ちょこちょこ読んでいます。スマホさえあれば、外出先のちょっとした時間にも読めるところがいいですね。紙の本は好きなのですが、外出するとなると、文庫本でも荷物が増えてしまうのが欠点と言えば欠点でしょうか。本と言えば紙しかなかった時代には、想像もつかなかったことですけれど。
小説サイトには気軽に投稿できるからか作品のレベルはさまざまですが、完成度は低くともストーリーテリングが素晴らしかったり、「どうしてここで書いているの、誰か早く見つけてあげて!」と思えるほどだったり(本人が望んでいないのかもしれませんが)、出版社を通すことによって一定以上のレベルが約束されたキレイな小説を読むのとはちょっと違う、新たな別の楽しさがあることに気付きました。
ぶっ飛んだ設定に挑んでいる作者がいるのもおもしろい。プロの作家と言われる方々にもぶっ飛んでいる方(誉め言葉)はいらっしゃいますが、編集者/出版社というフィルターがない分、ネット上の作家たちの方がストレートな感じがあります。ぶっ飛んでいる、という意識さえないかもしれません。
若い書き手が多いと思われますが(年齢を公表している人は少ない)、小説家になりたかったかつては若かった書き手もいるんだろうな。年齢とか性別とか学歴とか、そういうフィルターに関係なくおもしろいものが評価される世界は、おもしろいでしょうね。
あまりにも短歌と関係のないエッセイになってしまいました。でも、いつもいつも内容を合わせるの、大変だから、まいっか。
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