猫短歌:食いしん坊
次男猫は、大変な食いしん坊でした。体格もよく、猫なのに歩くと足音がしたくらいでした(笑)
どのくらい食いしん坊だったかというと、わたしが猫家族の食事の用意をしているときに、うっかりカリカリ(ドライフード)を床に落とすと、三秒後にはわたしの足元でカリカリを探しているくらいでした。
キャットウォークの上にいても、天井近くのニャンモックにいても、押し入れや棚の中にいても、カリカリの音を聞き逃すことはありませんでした。
そして、食事を終えたときのお皿の美しいこと。ウェットフードであっても、欠片ひとつ残さずにぴかぴかのお皿で食事を終えていました。食べるのが大好きだったってことですね。
彼のお迎え記念日は大晦日だったので、年末は、じんわりと思い出すことが多くありました。そんな中で、またうっかりわたしはカリカリを落としてしまい、そのときの音が彼を思い出させてくれたのです。
石川県を中心に、大変な自然災害が発生しました。
どうか、被害がこれ以上広がりませんように。
どうか、命を落とす方がいらっしゃいませんように。
どうか、家族とはぐれてしまったペットたちが、家族とふたたび暮らせますように。
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