短歌:純愛
もしも自分の第一言語が日本語ではなくて、日本語学習者だとしたら、絶対に助詞で躓くだろうと思います。
わたしは日本語教師などではありません(資格もなし)。単なる日本語ネイティヴの英語学習者及び語学フェチ気味な日本生まれ日本育ちの日本人です。ですが、日本語ノンネイティヴの人と一緒に仕事をする機会が多かったので、コミュニケーションの中で日本語を教える機会が多かったという経験があります。
助詞の説明は難しいですね。「君がいい」と「君でいい」の違い。たった一文字一音の違いでこれだけ意味の違いが出る言語って、すごいと思います。
「君がいい」を英語でどう表現するか考えましたが、わたしならこうでしょうか。
"I need you, not anyone else."
長くてくどい気がします。プロの翻訳家の方は、もっとすっきりした表現になさるでしょうが。「君でいい」は、もっと説明臭くなりそうです。
純愛をできるだけシンプルな日本語で詠みたくて詠んだのが、今日の短歌です。句跨りが多く不快に思う方もいらっしゃるでしょうが、音数としては三十一音で納めました。
きみでいい
ではなく、きみが
いい、きみじゃ
なきゃだめ、ずっと
きみだけがいい
撫子の花言葉のひとつは「純愛」だそうです。撫子も何色かあるので、やはりピンクが純愛っぽいでしょうか。
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