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睡眠と腸内環境の関係[前編]
こんばんは!
仙台で活動している
Kei.Shin.Chiropracticのモスです!
前回の記事
「睡眠とセロトニンの関係」にて
睡眠に大切なセロトニンの約90%は
腸で作られているという話をしました
今回はそこを深掘りして
「睡眠と腸内環境」について書いていったところ長くなってしまったので😨
前後編の2部制にしていきたいと思います。よろしくお願いします!
腸内環境が悪化すると、セロトニンの分泌がうまくいかず、メラトニンが不足→ 睡眠の質の低下につながります。
また、腸は**「第二の脳」** とも呼ばれ、自律神経や脳と密接な関係を持っています。
では、なぜ腸内環境が乱れると睡眠の質が悪くなるのでしょうか?
そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。
1.セロトニンとは?(前回の復習)
セロトニンは**「幸せホルモン」** とも呼ばれ、心を落ち着かせたり、ストレスを軽減したりする働きを持っています。
このセロトニンが日中にしっかり分泌されることで、夜にはメラトニンへと変化し、自然な眠気を生み出してくれるのです。
しかし、腸内環境が悪化すると、セロトニンの合成がうまくいかなくなる ことが研究で示唆されています。
腸内には100兆個以上の腸内細菌が存在し、これらの細菌は「短鎖脂肪酸」という物質を作り出して腸の働きをサポートします。
しかし、腸内環境が乱れると短鎖脂肪酸の生成が減り、腸の動きが鈍くなりセロトニンの分泌も減少してしまうのです。
セロトニン不足が引き起こす症状
・睡眠の質の低下(寝つきが悪い、中途
覚醒)
・日中の気分の落ち込み、うつ症状
・ストレス耐性の低下
2. 腸内環境と自律神経の関係
腸は**「第二の脳」** と呼ばれ、脳と密接なネットワークを持っています。
そのネットワークの一つが 「腸脳相関(Gut-Brain Axis)」です。
腸と脳は「迷走神経」という神経でつながっており、腸内環境が悪化すると、脳に影響を与え、ストレスや不安の増加や不眠をひきおこすことが分かっています。
腸内環境が悪化すると...
・副交感神経の働きが低下し
リラックスしにくくなる
・ストレスホルモン(コルチゾール)が
増え、不眠の原因に
・腸内の炎症が脳に伝わり、不安や
イライラをひきおこす
特に、慢性的なストレスや食生活の乱れが続くと、腸内細菌のバランスが崩れ睡眠の質の低下につながる ことが分かっています。
では、腸内環境を整えて睡眠の質を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
後編では、具体的な改善策として 「腸内環境を整える食事」や 「生活習慣の工夫」について詳しく解説します!