【参加の評価】 ~参加の評価ってどうするの?~
〇はじめに
「評価」
学生時代の実習でも、理学療法士・作業療法士になって臨床で働いてからも、どの場面でも必要で重要なことはもちろんご存じかと思います。
実習でも「評価実習」と評価について中心に学ぶ実習があるくらいですから我々の仕事では切っても切り離せないのが評価ですよね。
皆さんは評価といったらどのような評価を思いつきますか?
例えば
「ROM-t」「MMT」「FRS」「BBS」「SPPB」「TMT」「MMSE」など多くの評価テストがあがると思います。
これらは実習でもよく用いていてなじみのある評価かと思います。
臨床でも使用しているかたは多いのではないでしょうか?
これらはすべてICFでいうと「身体機能・心身機能」「活動」の項目に関しての評価で患者様、利用者様の状態を把握するためにこれらの評価はとても重要になります。
しかし、我々の一番の仕事である自立支援といった観点ではこれらの評価だけで十分でしょうか。
病院などでリハビリを卒業された方は皆さん地域に出ます。
自宅に帰ってからまたすぐに再入院してしまったといったケースもいるのではないでしょうか。
「自分の担当しているケースの方がまたすぐに戻ってきてしまったら、、」
なんだか責任を感じますよね。
そうならないためにも重要なのが「参加」の評価になると思います。
入院前やリハビリを卒業した後、我々が見れないところで
「どのように生活しているのか」「地域に参加していくのか」「本人はどのように感じているのか」
それを知ること、評価することが重要なのです。
ただ、「参加」に対しての評価って実習ではもちろんのこと臨床に出てからも学ぶ機会ってほとんどないですよね。
今回はそんな「参加」に対しての評価についてどのようなものがあるのか
どういった効果が期待されているのかなど文献なども用いながら勉強していけたらと思います。
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