【蒸留日記 vol.130-3】スペアミントを粉砕して蒸留してみる!
こんちゃこんちゃ。
今晩のタイトルはスペアミント蒸留の第3篇、粉砕処理を施しての収油率をみてみよーう回でお送りしていきまっす!
初回、花穂のみを蒸留した回。
2本目、素材そのまま粗刻みでの蒸留回。
で3本目の今回は粉砕機にかけてペースト状にしたスペアミントを同じグラム数、蒸留時間で比べてみます。
■蒸留準備!
材料集め
さてさて、3篇とも同じ地点からスペアミントを収穫してきました。
9月になるまでのびのびと育ったスペアミントは相変わらずデカいです。
どれだけデカいかというと、、、
1mを超えるくらいにはゆうにデカく育つんですな。。。
スペアミントって剪定やら余計な手間をかけず育てるとここまでデカくなるもんなんですね。
ここまでくると素材のウエイトを占めている部位が葉っぱではなく茎も台頭してくるようになるんですよね。
なんせ根元には光が当たらないので葉っぱが散り落ちてしまうようで。
おまけにミント的香気もちゃんとするゴン太な茎を今回は機械粉砕して蒸留にかけてみます。
材料処理
はい、大きく育ったスペアミントは茎が長く硬めなのでわりと素直にシュレッダー作業が完了します。
粉砕したのでだいぶコンパクトになりましたね。
長く残ってしまった部分はハサミで可能な限り刻んでおきます。
容器重量を差し引くとスペアミント素材の重量は1132グラムとなりました。
蒸留器につっこむとこんな感じ。
スペアミント約1キロ分を収めるとこんな充填量になりました。
これを他の検証回に合わせて1時間30分蒸留してみます。
■蒸留結果は…!?
抽出開始10分でのセパレータのようす。
抽出開始30分程度のようすはスペアミント蒸留すべてにおいておなじみの光景ですね。
40分ほど経過すると芳香蒸留水は透明になりました。
蒸留水に溶けてる成分の主体が変わってくるのか、成分が溶け込んでる量が減ってくるのかの違いなんでしょうかね?
1時間半の蒸留完了後のようす。
今回もスペアミント精油保存ボトルに合算してしまったのでピペット計測になりますが、抽出結果はピペット計測で5.3mLでした!
では収油率計算してみましょう。
1.収油率 - EO Yield
初回の「花穂のみ250グラム」だと0.720%
前回の「粗刻み状態1060グラム」だと0.452%
で今回の「粉砕状態1132グラム」だと0.468%になりました!
ということは、素材を細かくしてもそのままにしても1時間半蒸留した結果、得られる精油量はほぼ同じということがわかりましたね!
スペアミントは収穫したら粗刻みで蒸留してもちゃんと精油は抽出しきれているようでした。