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ヒロハラベンダー、バカデカい。

ラベンダー、こんなにデカくなるのかよ…って感情をただつらつら書き殴ってみたいと思いまして。

富良野や北海道ではまず見られないだろうラベンダー品種をウチでは複数種類栽培してるのですが、最近勢いのあるラベンダーがおるんです。

スペインやフランス南部の地中海性気候(地中海沿い・乾燥帯)で育つLavandula latifolia・和名ヒロハラベンダーっちゅうラベンダーがおります。
日本国内での名称が非常に多くてややこしく、ラチオーリアだったりスパイクラベンダーだったり混雑しています。(私はヒロハを用いてます)

高山生で耐寒性があるLavandula angustifolia(コモン系統)より低い標高、主に地中海の海沿いに生育し、山の上とは違って暑く雨の降らない環境で育つためか耐暑性があり、鋭く刺激臭に近いような強い香りを持っています。湿布臭さのようなカンファー臭であるといわれます。
雨季と乾季で2期あるため、雨が集中的に降る環境にも耐えることができ、湿気にも耐性を持っています。


こいつが最近馬鹿ほどデカい。


バカデカい。

画像1

ご覧あれ。これがヒロハラベンダーです。

花芽(写真だとうまく定規に被せてる)がグーンと伸びてるのですが、60センチに差し迫る背丈…すごく、大きいです。
(実測値は56センチメートル)

富良野とかでよくみるコモン系統はまずここまでデカくなることはなく。。。
けどL.angustifoliaL.latifoliaそれぞれで交雑することもまぁ可能でして、それでして生まれた品種がラバンジン系統(L. x intermedia)だったり。
なのでラバンジン系統の半分にはヒロハラベンダーの遺伝を持っていたり。。。

系統としてはお互い交雑可能な近い種であるということですね!

画像2

この高さであってもまだ未熟ですが、一応形づくられつつあるヒロハラベンダーの花芽部分
どうやら花芽は大きく錨状に、わき芽がVの字描くように生えてくるようです。
この特徴がラバンジンにも引き継がれていて観察できます。

スクリーンショット 2020-06-25 6.39.25

上記、ラバンジン(Lavandula x intermedia)の参考画像⤴︎⤴︎
わき芽がキレイにV字に分かれる。


画像3

しっかし心配なこともあって、植えてからまったく変化を見せてくれない子もいくらかいるんですよ。(画像手前がヒロハラベンダー)

3本は大きな成長ぶりを見せてるのですが、画像右はじと映らぬ2本が成長を見せず固まったまま。
しかし枯れるわけでもないようなので、まだ冬眠から覚めてないのかなぁ〜とも勝手に想像しています。笑

根系に問題とかなければよいのだけど…

画像5
あまりに長すぎるヒロハラベンダーの花茎

7/12時点のヒロハラベンダーの成長ぶり。
背丈は85センチに達しています。グングン伸びる!


と、ヒロハラベンダーについての画像が複数枚になってしまっていたので記事としてササーッと書いてみました!


P.S.翌年、、、

スクリーンショット 2021-06-06 19.56.15
枯れた。
スクリーンショット 2021-06-06 20.27.30

2021/06/01 のヒロハラベンダー。
北海道の積雪期と低温に耐えられなかったのか、5株とも枯死してしまいました。
ヒロハラベンダーはラベンダーの中でも南方系のタイプなので、適応できないのはわからんでもない。。。

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エフゲニーマエダ(平成林業。)
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。