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この時期の長雨はぁ〜〜〜ツラいっ!!

こんちわこんちわ。
農作業を延々と続けてこんがり日焼け&マッチョになりつつあるエフゲニーマエダですどうも。


昨日までのギャンギャン高温晴れとは打って変わってどうやら5,6日は続く長雨が来てしまったみたいです。いや〜調子良かったんだけれどなぁ…
降雨の長さとタイミングが最悪なのですよ。なにが?って、、、

コモンラベンダーの原産地南仏では開花時期に雨は降らないので花びらは水にすごく弱い

開花したばかりのラベンダーがこんなことになってしまうからなんですわ。
(写真は開花してから1週間ほどたった8分咲きの3号濃紫)
ラベンダーのポプリ(紫色のつぼみ)はぜんぜん雨水に耐えられるんですが、花びらは雨水にすこぶる弱いのです。雨を受けると一発で色落ちor萎れてしまうんですよ…

それは本来ラベンダーが開花時期に雨が降らず乾季となる地中海沿岸/南仏のドライな気候環境で育つ植物だからなんですよね。
なので雨水を受けてしまうとすぐに傷んでしまうんです。南ヨーロッパハーブの宿命ですね…
本当に雨降り日の時期が悪かった。なんだか梅雨前線の尾っぽみたいなのが北海道に直撃してもうてるらしいんです。なので1日程度の恵み雨じゃなく5日くらい雨日になるそうで…いやーたまったもんじゃないなぁ〜これ。
1,2日ならまだマシなものの5,6日連続雨はさっすがにマズイ。

遅咲き品種の花々は被害を免れた。

7月初旬の北海道は早咲き種が順次開花していく時期・段階

幸いにも今は3号濃紫ナナ・ナリサワ1号ようていなどの早咲き品種らが開花し始めた時期なので、半数近くの英国品種4号オカムラサキ、フランス品種連中はまだ蕾状態なので大したダメージを受けることはありません。
遅咲きの彼らはつぼみ状態でガードを固めてる状態なんですね。

もう開花してしまった3号濃紫などの扱い・対策としては、、、
現状は8分咲き段階であり、つぼみ状態の花穂もいくらか存在しているので、傷みが生じない未開花花穂らは先に収穫してしまい、ドライポプリに。

雨を受けて茶色く変色してしまった花穂はドライフラワーにしても茶色い萎れカスが目立ってすっごい見た目が悪いので蒸留に回すほかありません。
まだ開花したばかりで満開ではないので収油率も高い水準のハズです。

近頃の農作業関連など。

🌺咲き続けるマロウ/ウスベニアオイの花たち🌺

6/24に開花を確認して以降、どんどん咲き続けるマロウたち

コモンラベンダーより気持ち早めに開花期を迎えたゼニアオイ類(Genus Malva)たち。
6月下旬からアサガオともハイビスカスともとれる南国を思わせる花をちらほら見せはじめたかと思えば日に日に花の量は増えていき、、、

収穫前と収穫後のようす。花びらの干し方は手探り状態。

昨今では朝イチで花を10~20輪収穫してもその日の夕方にはまた同じ数ほどが咲いて収穫するような状況なのです。それが毎日。。。

ラベンダーはいちょ収穫してしまえばその子はもう終わりなのですが、ゼニアオイ/Mallowは育ちと年数によっては花数が多いので毎日とんでもない量の花が供給され続けるみたいなんですよね。まだまだわからんことばかり。
あ、ご存知かと思いますが、これら花びらは乾燥させたあと「青いハーブティ」の茶葉になるんですよ〜。青い油と青い水を作れるウチの魅力です。

🍃アレと葉っぱが似てると思うアオイの一種🍃

学名呼称だとAlthaea~アルタエアと呼ぶ、「マーシュマロウ」「スワンプマロウ」「薬用アオイ」「薄紅立葵」(Althaea officinalis)なんですが、前々から思ってたんですよ。シラカンバの葉っぱに似てるよなぁ〜〜〜と。

アルタエアはアオイ科植物なのでギリギリ葉っぱが掌状(カエデ形状)となる

裏庭に都合よく白樺の葉っぱが落ちてたので見比べてみました。
どちらとも、アオイ科草本とカバノキ科樹木で遺伝的にはガッツリ異なる植物種どうしなのですが、、、

掌状より心形っぽい葉っぱはとくに白樺の葉っぱっぽい!

葉脈のハッキリさといい、、、

葉っぱの形といい!!
めっちゃ似てますよね!似てません!?
実際手で触ってみると白樺は硬めテカテカでアルタエアはフワフワの柔らかな触り心地でけっこう違っちゃうんですが、、、w

💠似てるのは彼らも💠

今彼らも絶賛フラワーシーズンを迎えているヤグルマギクなんですが、花の構造をじーっくり観察したところ、どうやらキク科でいう舌状花と呼ばれる外側の大きい花びら部分が偽花のような構造をしてまして、横に向かって開いているんですよ。
これめっちゃヒガンバナだな〜〜〜と思って!ヒガンバナも実は大きな1輪が上むきに咲いてるように見せかけて小さな小輪の花が横向きに咲いてめっちゃ長い雄しべを突き出した構造になってるんですよ。
ヤグルマギクは雄しべ雌しべこそないですけどラッパ状の花が横に8枚突き出してておもろ!となった次第でした。(眠いので語彙バラバラ)

🌼地植えはやっぱり天国だったヤロウたち🌼

成長がゆっくりだと思っていたシダノハヤロウ(A. filipendulina)が早くも成長差を見せつける!

ついこの間ポットから畝(地植え)に移植?定植してあげた黄花グループのシダノハヤロウですが、地植えにしてから早くも土壌活着し葉っぱを大きく青々と茂らせてる様子が観察できました!
いやぁこの急成長ぶりには正直ビビるw

いくら乾燥帯出身といえどもやはり水条件は大事?

それぞれ昨年春にポットにタネ蒔きで育てはじめたシダノハヤロウの園芸品種ゴールドプレートなんですが、通常のコモンヤロウ(Achillea millefolium)と比べるとシダノハヤロウは圧倒的に成長が遅かったので、原産地が乾燥帯であることもあってじっくりゆっくりと育つのだろう〜と思っていたところ、、、
地植えにしてみると驚くほどに急成長を開始したんですよ…わかりやすいのが上の画像。
それぞれ13日しかインターバルがないのにこの明確なサイズ差となっていたんです。
やはり土壌栄養をたくさんGETできるようになった!というより常に安定した水分を得られるようになった!という見方のほうが正しいんでしょうかね?

シダノハヤロウ(A. filipendulina)の若い花芽

先んじて6/7に植えていた、昨年苗で購入していたシダノハヤロウの花芽。
ずっと排水性用土で鉢植えにしていた状態から地植えに切り替えたのが6/7なのでちょうど1ヶ月目ですが、ついに栽培してから初めてシダノハヤロウの花芽を確認しました!
花冠が特にデカくなる園芸品種「ゴールドプレート」をチョイスしているので、これがどこまでデカくなるのか見モノですね〜!

同じ黄花系統ヤロウのアキレア クリペオラタかアキレア アゲラタム

葉っぱがモコモコで白っぽいこの子たちは以前までアキレア アゲラタムだと思っていたんですが、アゲラタムは3株しか植えてなかったようなのでギリシャ出身のアキレア クリペオラタとどっちがどっちかわからなくなってしまいました。てへへ
なので花が咲くまでは種不明扱いに…ま!花が咲けば解決します(笑)

この子らもシダノハヤロウ同様、乾燥帯に生育する系黄花ヤロウなのですが、やはり水条件が改善(鉢植えより水が逃げにくくなった)したためかジリジリとデカくなってる感あるんですよね。
やはり北海道であろうと地植えは鉢植えより作物を確実にデカく育てる好生育条件なんでしょうかねぇ。。。


若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。