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【蒸留日記vol.56】記念すべき新年1本目の柑橘蒸留!
こんちゃこんちゃ!蒸留作業が思いのほか長引いて午前中からスキーに行く予定だったところしっかり午後まで寝過ごしオジャンになったエフゲニーマエダでっす。
まぁ年始だし満足行くまで寝るのも大事か、、、と前向きに!
えー、やっぱりその機会はすぐにやってまいりました。
世間では年末年始みかんの消費量がガッツリ上がるので柑橘類の皮の調達頻度も多くなりました!
おかげさまでアロマキャンドルとかを気兼ねなく作れますね!
モノづくりに精が入ります。
さてさて、今回の柑橘蒸留は数えること7回目らしいっす。
前回記事に6回って書いてました。はいそれだけでっす。笑
ではさっそく蒸留いってみましょう!
■蒸留素材の準備
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さすがは年末!ドサっと集まりました!そしてやってきました!
よく見てみればわかるのと、文章・言葉得意な方ならお気づきでしょうが、みかんの皮オンリーではないんですよ〜
なので「みかん果皮」とは書かず、ブレンド的表現である「柑橘蒸留」と書いていますbb
さてさて何グラム集まったか重量計測!
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えー総計3,595gでございやす!ここにあらゆる柑橘果皮が3キロ半あります。
今回は札幌のBARさんや居酒屋さんにその場でわけてもらったりしたので、グレフルやら柚子やらレモンやらライムやらが混ざってます。
美味しいフルーツカクテルやご飯と回収協力ありがとうございます!
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さて、ではいつも通りミキサーで水と果皮とでスムージー化してハイドロ蒸留にします。
今回ミスっちゃったな〜…と思ったのが、3キロあまりを一気に蒸留してしまったこと。
見ての通り、液相が25L蒸留釜にダブダブに入っています。
これが何を意味するのかというと〜・・・
■いざ蒸留!
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蒸留素材・ハイドロが煮えて蒸気を吐き出すまでに約2時間かかりました。
いやお〜〜〜〜〜っせぇ!!!凄まじく時間かかった。完全に個人ミス。
いつもならドバドバ出てくる柑橘オイルですが、さすがにハイドロ素材の量が多すぎたのかわりとゆったりじっくり抽出されてました。
やっぱり小分けにしてさっさと沸騰させて蒸留繰り返した方がコスパ的にはおトクですね。。。
■蒸留結果は…!?
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過去最大の柑橘オイル抽出量なんじゃないかなぁ、セパレータの抑え具(黒いやつ)あたりに迫るほどの量たまってました。
収油率が1%超えだと35mLは出ている計算になります。
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量も量だったので、柑橘素材に対し過去最大の蒸留時間をかけました。
抽出が見られてから2時間やったあと全然まだイケるやん!ってことでさらに1時間半は回してました。
そして・・・
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2+1時間半を終えた後、さらに念押しで1時間半蒸留。
さすがに全然出なかった。そしてオイルにもうでねぇよ!のサインであるセスキテルペン色がつき始めた。(炭素数が15個あるやや重いオイル物質)
1.香りとか
うん、普通の柑橘臭!
2.収油率
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いつも柑橘類精油の保存に使っている50mL精油ビンです。買ってきました。
満50mLなので、精油量が半分は超えていてプラ5mL程度でしょうか?
なので概算25+5で30mLのOil yieldとしてみましょう。だいたいあってるはずです。
抽出量[ 30 mL ]÷ 素材重量[ 3,595 g]x 100 = 0.834%
うっへ!!1%切ってるじゃん!!!!
なんか想定外…笑
ということで!!
年末年始一発目の水蒸気蒸留記事でした!
【前回】
【水蒸気蒸留マガジン】
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