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【蒸留日記vol.20】みかん果皮から精油を採るよ。3回目!

こんちゃこんちゃ。

昨日今日の朝方まで、蒸留に関するとある一大実験を行っていました。
なので実験材料となってる樹木の葉っぱをかーなり見飽きてるおいらです。
ひたすらに葉っぱを刻み、ひたすらに蒸留を繰り返して1日が終わっている。

しかし未だ無賃金で、なんのために・・・という念に支配されていたところ、色覚的にもフレッシュなミカン果皮蒸留の記事を執筆して気休めしていますbb

ということで、なんだかんだvolume20まできちゃったし、3度目のミカン果皮からの精油抽出なのでサラッとライトに書いちゃいますか〜!

↖︎↖︎【これがみかん果皮蒸留の前回記事になります】↗︎↗︎

■材料および方法

1ヶ月ほどかけて冷凍庫で冷凍保存していたみかん果皮

みかんといいつつ、12月からみかん食いまくってた親がついにみかんに飽きたのか、なにこれガボス?八朔?いよかん?よくわからないけど皮のぶ厚いヤツが含まれていた。

けど皮の色合いから温州みかんとなんら変わらないし、香りもそこまで変わらず甘いので、みかん系統の改良品種なんだろうと見て一緒に蒸留しちゃいます!

皮の分厚い柑橘類は、精油界隈いろんな人のコメントをみるに『油胞のないコルク層が厚いので含まれる精油も少ない』という評価をよく見受けます。

そーなんすかね?
ということはミカン果皮Onlyで蒸留するより歩留まりが減ると考えられるんすよね。

そんじゃそこの疑問もひっさげつつ、試してみましょう!

いつもと何ら変わらぬ蒸留ラボの風景

例によって画像なしですが、今回もハイドロ蒸留です。
ミキサーで果皮を水とともに粉砕してスムージー化→蒸留釜の半分ほどのカサに調整→加熱開始して沸かしています。

■蒸留してみる!

精油ロスを抑えるために分液漏斗の下部に水を貯めておく

蒸留に際し、"柑橘果皮の蒸留特性"をひとつ把握したので、応用・工夫してみました。

リモネン(Limonene)が多量に含まれるせいかフローラルウォーター(芳香蒸留水)よりも先に精油が滴ってくる性質があるため、オイルセパレータ内を先に水で満たしておきました!

この工夫改善により、セパレータ下部に接続している排水路に精油がいくらか流れ込んでしまわぬよう対策となっていますbb


ということで、さてさて蒸留結果のほどは。。。

いつもと違い、微妙に黄色がついた
薄く黄金色に輝くみかん果皮精油

蒸留時間は1時間半ほど!
いつものようにたくさん精油が溜まってくれました!

今回の3回分でいよいよ保管用50mLビンが満杯となり。。。
新たに保存ビン用意せねばなぁ〜

なんか今回色着いちゃったんだけど・・・w という不足の結果が((笑
おそらくガボスか何かの別の柑橘による影響でしょうか。


・・・はい!
という、これくらいしか特にリポートする内容はないvol.20回目の蒸留日記でした!笑

いやほんと、最近雪解けが進んで思いのほか回収できる落ち葉の量とかゲロゲロに増えて来てるんですよね。
ほっとくと乾いて土に戻っちゃうので、まだ寒い今の時期に一気に作業におわれてるエフゲニーマエダでした。

こうみると精油(産業)も季節性があって、ガッツリ農業な感じしますよね。
いやぁーつくづく農業人なんだなぁーってニッチな産業からお届けいたしました。


【前回note】

【蒸留マガジン】

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エフゲニーマエダ(平成林業。)
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。