おつかれサインタイプ①:身体の不調
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動画の後は以下の解説をお読みいただくと、ご自身の疲れの理解が深められます!
2. 解説:疲れのメカニズム
日常的に感じる疲れですが、
そもそも疲れってどうして起こるのでしょうか?
人は、身体を動かす時や脳と身体の部位との情報伝達をする時、ウィルスや細菌と戦い身体を守る時、体内でエネルギーを作り出しそれぞれの活動で消費します。そのエネルギーを作り出す時に、副産物として「活性酸素」という物質も作られます。
活性酸素は、細胞内の抗酸化物質(ビタミンCなど)により消去されます。しかし、オーバーワークによりエネルギーを作り出し同時に活性酸素も多く生み出されて抗酸化物質が消去しきれないと、細胞内のタンパク質や細胞膜脂質などの重要な部品をサビつかせます。
サビついた部品が蓄積すると、以下のような細胞の機能低下が発生します。
精神性疲労 ⇒ 脳細胞(おもに神経細胞)
運動性疲労 ⇒ 筋肉や運動器の細胞
感染性疲労 ⇒ 免疫細胞
細胞機能の障害を全身の異常を検知する免疫細胞が見つけて脳に異常が起きている場所と程度を知らせることで、人は疲れを感じることになります。
つまり身体の不調は、「身体がボロボロになっているから休んで!」と身体がSOSを発出しているということになります。
3. 解説:疲れをためるとどうなるのか?
身体からのSOSを無視して休まず活動を続けていると、
心身の安定や直観力に関与するセロトニン神経系の活性が低下して
疲れやすい状態やイライラ・不安が止まらないなどの「慢性疲労」状態に進みます。
そして不眠症や精神疾患を発症することにもなりかねないのです。
さらにストレスによる疲労が重なると、外敵から身体を守る免疫機能の働きが弱まり風邪の発症やアレルギーの悪化を引き起こすこともあります。
つまり疲労を放置することは、自ら病気になろうとしているようなものです。
4. 解説:身体のSOSに目を向けることが今後のあなたを左右する
慢性化して病気街道まっしぐらになる前に、SOSに気づいたら身体を休める習慣を作って仕事もプライベートも全力で楽しめるようにしたいですね。
人生がどう転ぶか見えない今だからこそ、身体が発するSOSに目を向けて対処する術をコツコツ身につけることで今後どんな生活環境や年齢、身体の変化に見舞われてもしなやかに生き抜いていくことができると思うのです。
5. さいごに ~Yoga Siestaの想い~
Yoga Siestaのオンラインヨガレッスンでは、身体の調子を体感的に把握して不調や違和感のあった部分を本来の調子に整えていく練習を重ねていきます。
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参考文献:杉田正明, 片野秀樹.『疲労を防ぐ!健康指導に生かす休養学基礎』MCメディカ出版, 2021, p22-28