「あなたは絶対!運がいい」 浅見帆帆子
「よい言葉を言えば幸せに、悪い言葉を言えば不幸せになる」
「あなたは絶対!運がいい」 浅見帆帆子
まえがきに書いてあったこの言葉に惹かれ、この本を手にしました。
「このパワーと仕組みとコツを覚えれば、かなわない望みはありません。」
この本が書かれた時の浅見帆帆子さんは、なんと24歳。
僕が24歳の時は、この本で語られているようなことなんて考える余裕はまったくありませんでした。いつも人のせいにしたり、何かのせいにして、物事を良い方向に捉えることなんてできませんでした。
浅見帆帆子さんは、社会人になって考えます。
「みんな努力していることに変わりがないはずなのに「いつも運がいいよね」と言われる人と、「運が悪いね」と言われる人がいる。
「これは一体どういうことだろう?」とずっと考えてきました。」
そして
まわりの人を観察したり、本を読んだり、帆帆子さん自身が実験台となって「運」についていろいろ試してみたのです。
そうして物事をうまくいかせる秘訣を感得たんですね。
それが
プラス思考
「なんだ、よく聞く言葉じゃない。」と思われたんじゃないでしょうか?
帆帆子さんは、このプラス思考を「プラスのパワー」と呼んでいます。
この「プラスのパワー」の仕組みさえわかって、100%これを実践できたとしたら、「運がよくなるどころか、かなわない望みはない」と帆帆子さんは語っているのです。
帆帆子さんは日常的に心配をなくし、心を「プラスのパワー」で満たしておくことがうまくいくことだと何度も語っています。
しかし
心配事はなかなか消すことはできませんし、不安はすぐに出てきますよね?
そこで帆帆子さんは、このようにしたんです。
心配ごとを消そうとするんじゃなく、「考えてもどうすればいいかわからないんだから、考えるのをやめよう」とほうっておく。
そうして、身近な人に親切にするとか、母の夕食の支度を手伝うとか、言われる前に部屋を掃除するとか、お年寄には席を譲るとか、「プラスのパワー」を増すように試みました。
すると
その時抱えていた問題が、解決してしまったというのですね。
「プラスのパワー」を増やすコツは
マイナスのことをしない
悪い言葉を使わないこと
なんだそうです。
そして
言霊の恐ろしさを語っています。
「よい言葉を言えば幸せに、悪い言葉を言えば不幸せになる」
「本当になったら困ることは、冗談でも言わない」
もうひとつコツは
意識レベルをあげる
自分の意識レベルが下がっている時は、イライラすることが起こるんだそうです。
物事を穏やかにプラス思考で見ることができる時は、自分の気分が良い時。つまり、意識レベルが高い時ということになります。
あなたもそのような心当たりはありませんか?
僕も余裕がない時は、イライラすることが多いような気がします。
「プラスのパワー」が増えて自分の意識レベルが上がってくると、信じられないようなことが身のまわりに起こって、思ったことが実現しやすくなるそうです。
そして
願い事が叶った時には、感謝する
感謝することが、また次のプラスのパワーにつながるということです。
人間の「心」は、「プラスのパワー」をいっぱいにしておくと、いやなことは排除して、うれしいことだけを引き寄せてくれるそうで、自分が楽しくなる考えや行動をしていれば、うまくいく方に自然の流れができるということです。
この本を読んで「運を引き寄せるコツ」というのは、自分の心が楽しくなるように考えたり、感じたり、行動するということなんだと思いました。
24歳当時の僕は、全く逆だったんです・・・(ノ_・。)
これから良いことが起こりそうな予感がする、とってもさわやかな気持ちで読み終えた本でした。
【出典】
「あなたは絶対!運がいい」 浅見帆帆子 廣済堂出版
いつも読んでいただきまして、ありがとうございます。それだけで十分ありがたいです。