「ありがとうの魔法力」 佳川奈未
「”ありがとう”という言葉を使えば使うほど、感謝を捧げれば捧げるほど、さらに”ありがとう”と感謝したくなるような、楽しいことや、よろこびや、幸せが、この自分の人生にもたらせるということなのです」
「ありがとうの魔法力」 佳川奈未
「ありがとう」という言葉、そんなにすごい力があるの?
いろんな本を読みましたが、ツキや幸せの共通項に必ずと言っていいほど「ありがとう」という言葉がでてくるんですよね。
この本は、「ありがとう」という言葉が「ツキ」と「チャンス」と「奇跡」を起こす理由について、佳川奈未さんが18歳のとき体験した話からはじまります。
18歳のとき、佳川さんは自分のこと、家族との人間関係、社会や世の中に絶望を感じます。
そして、お寺に駆け込むのです。
佳川さんはそのお寺で、ある尼僧さんに出逢いました。
尼僧さんは優しい顔で言いました。
「ぜんぶ仏さまの前で話してごらん」と。
佳川さんは両親の離婚や、新しいお母さんのパートナーから受けた仕打ち、そのほかの人間関係、社会のことなどを涙ながらに語りました。
佳川さんは尼僧さんがどんなに優しく、自分をかばうために素敵な言葉をかけてくれるのかを期待しました。
ところが
たったひとこと
「あんた・・・感謝をしいやー」
だったのです。
佳川さんは号泣します。
「どうして!」と、訴えます。
すると尼僧さんは、こう言いました。
尼僧さんのこの言葉は、読んでいる自分自身に言われているような気持になり、ガツーンと胸に突き刺さりました。
佳川さんは尼僧さんの言うとおり、感謝の言葉 ”ありがとう” を実践しました。
すると、どうでしょう
お母さんの態度やパートナーの態度も変わって、その後、そのパートナーとも別れて素敵な男性とめぐりあったそうです。
そのようなたくさんのエピソードの中から ”ありがとう” の力を語っています。
また
”ありがとう”や、”感謝”が宇宙の観点から、とても重要な意味を持つかを語っています。
佳川さんが、前世退行セラピーで魂の世界を経験したときのこと。
実践してみてください。「ありがとうございます」「感謝します」ということを日常化してみてください。自分の習慣にしてみてください。
【出典】
「ありがとうの魔法力」 佳川奈未 PHP研究所