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本と本屋と読書のエッセイ

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本や本屋、読書に関したエッセイです。
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#エッセイ

もしも本屋を創れたなら

約1年前にこんな記事を投稿しました。 「やがて訪れる春のために」という本の感想と自分の思…

本を読んでいて、「この本は自分に合わないなぁ」と思ったときのこと

僕は、読んだ本のすべての感想をこのnoteに書けていません。 中には自分の考えと合わない本が…

本を読むというより、言葉をさがしている

本を読んでいると、途中で「この本はnoteにUPできないかもしれない」と思いながら読んでいるこ…

本は自分の本当の思いを気づかせてくれる

人に何かを言われて気づくことと、自分自身で何かに気づくことでは、どちらが自分の糧になるの…

本は精神安定剤のようで、本屋は不安から逃れる避難所だった

昨年から仕事内容が変わり、そのために以前より忙しくなり、家に帰ってきてからは本を読む時間…

魂の癒しの場所

古代ギリシャの図書館のドアには、 「魂の癒しの場所」 と書かれていたそうです。 良い言葉、…

古書店 トンカ書店さん

毎朝起きてから顔を洗い歯を磨き、それから朝食を食べる前に新聞を開きます。 昨日も同じルーティンで新聞の見出しをザッと見ていくと、ふと目が留まりました。 まず、写真に目が留まりました。 トンカ書店さんの2Fに掛かっていた看板の青いバックに白いフォント。 (そこを通る時は、必ずその看板を見上げていました) 神戸元町トアウエストにあった「ザックバランな古本屋 トンカ書店」は、今は場所を移転して「花森書林」という名前に変わっています。その新聞記事は、花森書林さんの店内に掲示さ

転ばぬ先の本

転ばぬ先の杖とは、「転んでケガをする前に、杖で体を支える準備をしておく」ということから、…

本の言葉はじわじわ効いてくる。

今、川上未映子さんの「黄色い家」を読んでいます。 川上未映子さんの言葉には引力があり、ぐ…

本の道標

僕は、5年前に死を意識した病気になりました。(もう少し詳しく言いますと、通院、入退院を何…

紙の本と確かな手触り

村上春樹さんの新作長編「街とその不確かな壁」を家の近くの本屋で買いました。 今読んでいる…

著者から断言されると安心する。

生きていると迷うことが多いです。 そして 人生、選択の連続です。 「もしも」という言葉。…

本が読めないのに「本屋」に通いつめてたのはなぜ?

幼い頃から本屋に行くことが好きでした。 でも 本を読むことができなかったのです。 どうい…

「普通」にふりまわされていませんか?

僕は自分の書いたことを忘れてしまっているのですが、思い出したことがあります。 それは 「普通」という基準について。 人の価値観って、人それぞれ違いますよね? でも 友だちや同僚や先輩・後輩との会話のなかでも、その人の価値観がでてきます。 その価値観を「普通」に置き換えられます。 「普通、あれくらいできるよね?」 っていう感じで。 「普通」って平均的っていう意味で使っていると思うのですが、会話の中に出てくるこの言葉は、その人にとっての価値観。つまり、その人にと