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経理10年キャリアからカスタマーサクセスになったドメインエキスパートの話

この記事は、【2022 春 LayerX Advent Calendar(概念) 】27日目の記事です。前回はマーケティングチームのNaokiさんの記事でした。次回は、セールスチームのmizunoさんの記事です!

 こんにちは!LayerXの成田(@shunnr3)です。はじめてnoteを書きます。

約10年経理としてのキャリアを歩んだ後、カスタマーサクセスとしてLayerXに入社をしてちょうど1ヶ月が過ぎたところです。LayerXに興味を持っている方、経理・コーポレートの経験を活かしてSaaS企業のドメインエキスパートとして働くことに興味を持っている方の参考になることをお伝えできればと思います。みなさまそれぞれの興味のあるところだけでも読んでいただければ幸いです。


簡単な経歴の紹介

はじめに簡単に経歴の紹介をさせてください。

SAPジャパンでBI/データウェアハウスシステムの導入コンサル → NGOでパキスタン、インドネシア駐在スタッフ (経理・総務) → 外資系企業経理2社 → 国内スタートアップ経理 → LayerX SaaS事業部のカスタマーサクセス

SAP、NGOはキャリア第1期(模索期)、事業会社での経理はキャリア第2期、そしてLayerXでカスタマーサクセスとして働き始めた今がキャリア第3期と思っています。

なぜ経理からカスタマーサクセスに?

LayerXのミッションは「すべての経済活動を、デジタル化する。」です。

LayerXで働く全員がそれぞれの思いを持ってこのミッションの実現を目指していますが、私の 「すべての経済活動を、デジタル化する。」は代表の福島さんが以下のnoteで描かれている世界を実現していくことです。

業務のフローとともに企業と企業の間でデータがデータのまま自動で連携されていていき、裏ではそのトランザクションの正当性が改ざん不能な形でトレースできるような世界。経理やバックオフィスで働く人はソフトウェアの方が得意な仕事はソフトウェアに任せ、専門知識を持って人が判断することが重要な業務に集中できる世界。

現在LayerXが提供するバクラクシリーズも企業の業務フローの1点ではなく、稟議から支払まで一気通貫でなめらかに業務が進む体験を提供できるプロダクトですが、そこから更に、いずれは企業間の取引もなめらかに変えていく思想を持っていることに強い魅力を感じました。

前職ではスタートアップ特有のわちゃわちゃした環境の中で、会計システムを変え、会計システムとその周辺のSaaSをなるべく人手を介さずにデータが流れるように連携していくことで、非効率な経理業務フローを1つ1つ変えていきました。そのような経験を活かしながら、LayerX、バクラクシリーズを通して何百、何千の会社の経理のお客様の新しい働き方を作っていけるのではないかと考え、LayerXを次の自分をかける場所として選択しました。

これはまだ妄想ですが、いつかまだ小さい自分の子どもたちが仕事を始めた時に、「今のこの当たり前の働き方はLayerXが作ったんだよ」と言えたら最高だと思います。

この10年は経理のみをしてきたため、このタイミングでキャリアチェンジすることに躊躇が無かったかというと嘘になりますが、福島さんのnoteの下記の言葉に勇気づけられました。

採用基準なのですが「頭がいいか」という基準では全く採用しておりません。LayerXの採用基準では「事業への共感性」「文化へのマッチ度」を最重要視していて、加えて各職種にあわせた多様な「優秀さ」を評価したいという姿勢で採用しております。

CSチームの頼れるリーダー、かじさんのnoteも目にし「経理などのバックオフィス業務経験者でもっと顧客やプロダクトに関わった仕事をしてみたい方」も募集していることを知りました。そこから自分でもLayerXに貢献することができるというイメージを持ち、応募を決意して今に至ります。

CSチームはどんな雰囲気?

私が所属するCSチームは6名だったところに、私の入社と同じタイミングで5名が入社をして一気に人数が倍になりました。
それぞれが異なるバックグランドを持ち、それぞれの強みを活かしながらチームとしてお客様にプロダクトの価値を最大限に伝え続けることに取り組んでいます。
そんなチームの雰囲気が伝わるようにご紹介します。

CSチームにはフルリモートのメンバーもいるためZoom上に常駐用のブレイクアウトルームを作成し、いつでも相談ができるようにしたり雑談をしてコミュニケーションを取っています。
下は3月入社のmacchiさん(こだまさん)が撮った雑談部屋の風景。

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macchiさん(本名は児玉さん)は、こじまさん、おおだまさんと呼ばれるとツッコミを入れる古典芸能を持ちネタにされているのですが、お笑いに厳しいmichiru_daさんからダメ出しを受けています。

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 和気あいあいとした雰囲気に加え、チームの誰かの成功はみんなで称賛します(これはCSチームに限らずLayerX全体でそうですが)。

こちらは3月入社のmacchiさんが早くも受注を獲得した際に、当時新メンバーオンボーディングを任されていたTacchiyyさんが我がことのように喜んで、macchiさん熱愛の焼肉屋さんでお祝いしようと言っている様子。ほんとうにいい方です。

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「入社前ってLayerX怖いイメージあったよね、でも入社したらみんな優しいよね」と社員同士でよく言い合っています。
LayerXの社員は温かい人、気持ちよく働ける人ばかりなのですが、その雰囲気が少しでも伝わるとうれしいです。

ドメインエキスパートって何をやってるの?

私の所属はSaaS事業部のカスタマーサクセスで、バクラクシリーズのプロダクトの価値をお客様が最大限に享受できるように、導入サポート、お問い合わせ対応などをすることが仕事です。
同時に、他のチームにいる経理・会計領域の実務経験・専門知識を持つ社員とともにドメインエキスパートとも呼ばれています。

ドメインエキスパートとは何かについてはご自身が会計領域に詳しいバクラク請求書のPMであるhanamuraさんのブログをご覧ください。
「ソフトウェアにドメイン知識やノウハウを閉じ込められる」という表現はいい言葉だと思います。

今、私がドメインエキスパートとして果たしている役割を3点ほどあげます。

バクラクシリーズのお客様への導入サポート・お問い合わせにおいて、経理実務経験に基づいてより深い理解をし、CSチームとしてより良いプロダクト体験を提供できるようにする。

お客様から日々頂くご質問、ご要望にはバクラクの機能に対する理解だけではなく、経理業務や会計ソフトに関する理解が必要なものも頂戴します。
そのようなご質問・ご要望に対し、ドメインエキスパートがよい通訳として背景を理解した上でCSチームやエンジニアチームに伝えることで、よりよいプロダクトの体験をお客様にご提供することができます(LayerXでは組織もお客様に価値を提供するプロダクトの一部と捉えています)。

新プロダクト・新機能の開発において経理目線でアドバイスをすることでエンジニアチームの業務解像度を上げることに貢献する。

お客様の要望を受けてエンジニアのみなさんが日々プロダクトの開発・アップデートを進めている中で、お客様へのヒアリングなどを元にプロダクト開発に反映する他に、社内のドメインエキスパートにもすぐに確認できる環境があります。
Slack内のどこかのチャネルでの質問に"ドメインエキスパートに聞きたい”というスタンプが押されると、ルカ・パチョーリ(簿記の教科書を著したルネサンス期のイタリアの学者)のアイコンのボットがドメインエキスパートチャネルに質問を投げてくれます。

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社内のドメインエキスパートはそれぞれの視点から意見を述べ、議論をし、プロダクトの仕様がより経理・バックオフィスの業務をされるお客様にとって圧倒的に使いやすいものになるよう貢献しています。

SaaS事業部の社員のお客様の業務理解を深められるよう、トレーニングを企画・実施する。

LayerXでバクラクシリーズを提供するSaaS事業部のメンバーはセールスであれ、エンジニアであれ、職種に関わらずお客様の業務理解を深めるための学習に取り組んでいます。
それに加えて、ドメインエキスパートが経理・バックオフィスの実務をより深く理解できる研修を企画・実施することで、会社全体としてお客様の業務に対する理解度を底上げすることに貢献できます。

私は現在、この研修の企画・実施のところに注力をして取り組んでおり、この4月から研修実施・改善のサイクルを回していきます。
この話はまた別の記事であらためてご紹介できればと思います。

最後に

外から見るとあまりに優秀な方ばかりが集まっているように見えがちなLayerXですが、少しの勇気を出してLayerXの仲間になることを選択して本当に良かったと思います。
LayerXの求人募集の福利厚生を説明する欄には「圧倒的知的好奇心が満たされる職場環境」と記載されていますが、心からその通りだと思います。めちゃくちゃ面白い環境で働けると思います。

こちらの記事を読んでLayerXに興味が湧いたかもという方、自分もLayerXで新しいチャレンジをしたいという方、LayerXは全方位で採用強化中ですので、カジュアル面談のお申込みからでもぜひご連絡ください!

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