やめてほしいけど愛おしいわが子の「もー。展」開催レポ その①
子育ての「もー。」を楽しむ展示会場で、
わが子に「もー。」と言わないための工夫。
こんにちは、安田舜です。1999年生まれの25歳。
みんなからはしゅんくんと呼ばれています。つむぱぱ社には2022年に新卒で入社し、いまは「右腕」という謎の役職で働いています。
これまでのつぶやきは、こちらのページから一覧でご覧いただけます。ちょっとだけサボる日もありますが、だいたい週1更新です。
など、子育てにおいて生まれるわが子への「もー。」な瞬間だけを集めた展示会「もー。展」。9月13日(金)から9月23日(月)まで、東京ソラマチにて開催しています。
展示会の詳しい様子はまた別の機会にお届けしますが、今回は会場で見かけたとある光景についてのお話です。
それでは、どうぞ。
来場したママパパの「もー。」が頻発
無事に設営を終えて、いよいよ迎えた初日。
僕も会場を見守っていると、初日にも関わらずたくさんの方が足を運んでくれました。まだ開始から5日ほどですが、早くも来場10,000名を突破しそうとのこと。本当にありがとうございます。
その中には、やはり絶賛子育て中の方もたくさん。
もちろんみなさん基本的には笑顔で楽しんでくれていました。ですが小さい子を連れて展示を見るのも、一筋縄ではいかないようで。
フロア内を走り回る子や、「さわらないでね」と書かれた展示物に触ってしまう子、歩き疲れたのか泣き出してしまう子など。リアルな「もー。」が会場のいたるところで生まれていました。
それに対して、ママやパパは「やめなさい!」と怒らざるを得なかったり、「すみません…」と申し訳なさそうに振る舞ったり。
普段の日々であれば、ある種当たり前の光景なのかもしれません。でも子育ての「もー。」を楽しむはずのこの展示会で、「もー。」を怒ったり、申し訳なく思ってしまうのは、なんだかハッピーじゃない気がします。
今日だけはわが子の「もー。」に寛容であってほしい。そんな感情が生まれました。
必殺、非売品シール大作戦。
そこで、こんな作戦を考えてみました。
本来は親やスタッフが注意しちゃいそうな子どもの言動を見つけたら、
などと、そばに駆け寄って声かけ。注意喚起→特別感のある演出へと変換をしちゃうという作戦です。テーマパークのキャストさんが、お誕生日シールをくれるみたいな感じ。
そうと決まれば急いで作ろう!ということで、さっそくオフィスにいるメンバーにデザインと印刷をお願いしました。(直前の依頼になっちゃってスミマセン)
子も親もニコニコ。みんなもニコニコ。
こうして急ピッチで作成したシールを実際に渡してみると、「なんかもらえたぞ!」とちびっ子たちも機嫌よく聞き入れてくれます。そしてその様子を見たママパパも、自然と笑顔に。
さっそく他のスタッフたちにも共有し、みんなでシール配布を開始。各地でわんぱくな子どもに声かけを行うコミュニケーションが生まれ、会場全体が「もー。」に寛容になっていく空気を感じました。
来場してくれるのはたった1日、その中のたったの数十分です。もしかしたら1年後には来たことすら忘れている方もいるでしょう。
でもこうした些細な工夫が、辛い子育ての日々を過ごす中でちょっとした支えになるかもしれません。そしてそれこそがこの展示会で最も届けたいメッセージなんだと思います。
たとえ数万人が来てくれる展示会だったとしても、その1人1人が何かしらのきっかけでわざわざ足を運んでくれて、帰ったあとはそれぞれの日常がある。
決して規模や人数だけを見るのではなく、目の前のひとりと向き合うことを忘れずにいたいものです。
おわりに
ここまで読んでくれてありがとうございます。
最後に「もー。展」のコンセプトメッセージを載せて終えようと思います。
もー。展は9月23日(月)まで東京ソラマチにて開催中です。お近くの方はぜひ足を運んでみてくださいね。
おまけ:個人的ベスト「もー。」をご紹介
会場内には『みんなの「もー。」』と題して、来場者がふせんに自分の「もー。」を記入できるエリアを設置しています。
たくさん書いてくれてありがとうございます。早くもスペースが埋まりそうですが、ひとつずつニヤニヤしながら読んでました。
その中でちびっ子が書いたであろうコメントたちが、個人的MVPだったのでご紹介。
なんかこう、「いつもは言われる側だけど今日はこっちだって言い返してやる!!!」みたいな気合いが伝わってきてとても良いです。
また会場で「右腕ですよね…?」と恐る恐る声をかけてくれた皆さん、ありがとうございました。まさか気づかれるとは思ってませんでしたが、お話できてとても嬉しかったです。
僕がサボっていなければ、また来週のnoteでお会いしましょう。
おしまい。
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