空手の稽古でハンドパンが上達した話
今日は姿勢とこころと楽器の話をします。
はじめましての方ははじめまして、サンチンで姿勢キメてカルテ業務している研修医ShunIshikawaです。
先日、Twitter、You Tubeで話題の秀徹空手道の稽古に参加してみました。
秀徹空手道とは、藤原将志先生が技の威力の追求を掲げ独自の鍛錬を体系化している空手道です。
姿勢・呼吸・型によって爆発的な突きを生み出すことに特化しており、「ホントか?」と疑うほどに激しい威力の突きをする動画はとてもインパクトがあります。(マジでした、軽く打たれたのに内蔵ぶっ壊れるかと思った。)
(上記、僕の言葉での説明なので、詳しくは、秀徹空手道ホームページで。)
稽古会にコンスタントに通うのは現状難しそうなので、個人稽古を一度体験して参りました。そして、受けた直後の私の感想がこちら。
秀徹空手道凄まじい学びでした…
— Dr.Handpan (@projectsowaca) May 17, 2021
人間の身体ホント面白い…!
まだまだ空手も強くなれそうだし、なんか身長伸びた気がするし、ハンドパンも上手くなりそう…
僕が受けたレッスンの様子を本家YOUTUBEチャンネルでまとめてくださいました!大袈裟にみえるかもしれませんが、ホントに効かされてしまって、ホントに変化を感じられて感動しているんですよね…
このNoteでは、ハンドパン上手くなりそうと思った点について掘り下げようかと思います。(ちなみにマジで身長伸びてました。)
空手の稽古で楽器がうまくなる?
稽古をした後の感覚として今ハンドパン弾いたら気持ちよく弾けそうだなと思った訳ですが、同じ感覚を得てなのかプロピアニストの方が稽古会に参加しているようです。
今日の秀徹空手道!
— 一撃必殺の突き/秀徹空手道 (@shutetsukarate) April 21, 2021
なんと、プロピアニストの金ジャンミッシェルさんが参加!!!
さすが、とても身体感覚か鋭かったです!
中心軸を通して、手先に重さを伝える稽古など
ヘロヘロになりました。。。
心地よい疲れで、酒が旨い?!
これ、幽霊ポーズじゃないですよ…ビアノ!
お疲れ様でした!!! pic.twitter.com/yqTzrNSD8m
稽古の内容は守秘義務があるので、動画やサイト内で紹介されている内容に留めますが、稽古では、徹底して姿勢を整える鍛錬をしました。仙骨をぐっと入れてハラが入った状態で余計な力は抜いていきます。姿勢が整うことで筋力対筋力の勝負では勝てないような状況でも、自分でも驚くような力が発揮されました。
この姿勢が整った状態だと、不要なりきみがとれており、肚が座ってとても穏やかな気持ちになります。恐らくこの状態が楽器を演奏する姿勢、心境としてもベストであるのだろうということです。
僕はハンドパンを人前で演奏する際は、必ず合掌して一礼してから演奏します。はじめはなんとなくのルーティンでしたが、この合掌、一礼もまた姿勢、こころを整えていい演奏をするのにどうやら一役買っていそうだということに稽古で姿勢を意識してから気づきました。一礼によって肚が据わるという話はボクシングの村田諒太選手と空手家の中達也先生の対談でも触れられていましたので興味ある方はYOUTUBEを御覧ください。
姿勢、呼吸を整えると起こる変化
この点はある程度の共通項があるのか、人によって違うのか興味深い点ですので、いろんな方の意見を伺いたいところです。人によって、姿勢の癖が違うので、それを正すことで生じる意識の変化も違うのではと推測しています。ぜひ鍛錬している方、コメントください。
姿勢、呼吸を意識することで私が感じた変化としては、
・不要な力みが取れる
・身体の動きが繊細に感じ取れるようになる
・集中力があがる
・緊張がほぐれる(穏やかな優しい気持ちになる)
・饒舌になる
といったところでしょうか。ここで言う集中力とは、1点集中した鋭的なイメージというよりは、意識が拡散して周囲の様子まで感じ取れるようなイメージです。
私の場合、元々猫背なところから姿勢を正したので、中丹田、ヨガでいうハートチャクラ(アナハタチャクラ)の活性化が特に目立ったのかな…などと解釈しています。このため、饒舌になる、穏やかな優しい気持ちになるといった変化が感じられたのかと。
一方で、力みが取れる、集中力があがる、身体の動きが繊細に感じ取れるといった変化は、共通しそうだなという見立てをしています。
ハンドパンはこころを伝える楽器
ところで、ハンドパンとはなんぞやという方は、僕の以前の記事か、演奏を聴いていただけたら幸いです。
ハンドパンは無骨なみための割に非常に繊細な楽器で演奏する人のこころの在り様がそのままといっていい程表現されてしまう楽器です。楽器をはじめた当初はあまり気づけなかったのですが、レコーディングの時、高音質のマイクで演奏された自分の演奏を聴いて衝撃を受けました。というのも、その時の緊張、焦り、高揚感、喜び、どんな感情であれ恥ずかしいくらい鮮明に伝わってきたのです。
恐らくどの音楽、楽器でもそうなのかも知れないですが、僕の場合は特にハンドパンはこころの在り様を鮮明に感じられます。流石、弾く瞑想と称されるだけの事はあります。クリック音が気になるなとか、このテイクはいい感じだから最後までミスしないようにしなきゃとか。こんなに伝わるものかと怖いくらいでした。このレコーディングの経験から、演奏する際のこころの状態は意識するようになったのですが、では、どうしたらこころのを整えた状態を安定してつくることが出来るだろうか?というテーマがここで生じてきました。
どうしたらこころを整えた状態を安定してつくることが出来るだろうか?
そして、ここで元の話題に戻ります。良いこころの状態をつくるためには、やはり「姿勢と呼吸」がポイントとなりそうです。空手の稽古がここで楽器の演奏に繋がりました。程よい脱力、指の感覚を大切にしながらも、腕や指だけで演奏するのではなく、全身が繋がって演奏するような感覚で出来ている時はとても心地よく、聴いている人にとっても良い演奏が出来ているのではないかなと感じられます。
また稽古で整える姿勢や呼吸も大事ですが、そもそもの生活の部分の乱れがこころの乱れに繋がってきてしまうので、良い演奏をするためには、日常から整った生活をすることが理想なんだろうなと思います。全然出来ていませんが。
よい演奏をする/こころを整える別の要素
また、別の要素ではありますが、良い演奏をする上の要素、こころを整える要素として、「場」もかなり重要です。先日とあるパワースポットの滝場の岩の上で演奏したのですが。これまで味わったことのない程の反響が全身に響き渡り、途端にエネルギーに満ちる感覚を味わいました。同行者も同じようにエネルギーを感じたらしく、同行者とテンションが上がりすぎて帰り道しゃべくり倒してしまいました…。その日はロケのために5時起きで仕事終わりの週末だったので、身体はへとへとだったはずですが、異様な程エネルギーに満ちていました…。ハンドパン自体がセルフ・ヒーリングも出来る瞑想的な楽器でありエネルギーを感じる媒介としてとても優秀です。そこにパワースポットの力も相まったようでした。ハンドパンとパワースポットのこころを整える力は物凄いです。ハンドパン奏者が自然の中での演奏を好むのはこういった面からなのかもしれません。自然は身体にいいとは良いますが、ハンドパンを媒介することで、自然のチカラを鮮明に感じて体感として意味が理解できました。
まとめ
ということで、今回の記事でお伝えしたかったことは、身体とこころは繋がっており、姿勢と呼吸を整えるのは何事においても大切なこと。また、こころを整えるに自然に触れるのはオススメです。この2点でしょうか。こうして書くと月並みな内容ですが、実際に味わってみるとこのありふれた話の重要性に気づけるかと思います。秀徹空手道も、ハンドパンもオススメです。
いいなと思ったら応援しよう!
![ShunIshikawa](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10658670/profile_c11104d6559067b60cacf23679b4ecf1.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)