「『理論』と『実践』の往還」の癖をつける
私が教職大学院の頃に学び、今の財産になっていることは
「理論と実践の往還」をする癖がついていることです。
理論とは、本や研究、文献、論文を読み、得た教育的知識のことを指し、
実践とは、得た理論を自分なりの形に落とし込み授業などで実践することを指します。
これを行き来する、これが理論と実践の往還です。
ただ、授業をするのではなく、理論に基づいて行う。
・なぜそこで問を出したのか。
・なぜそこでゆさぶる問を出したのか。
・なぜ振り返りを重視をしているのか。
・なぜグループワークをするのか。
授業で何気なくしている活動や問も、すべてに先行研究があり、良いとされているものが存在します。
それを参考にして、これならうちの学校でもできそう、この考え面白い、と思ったものを実践にいかす。
それが理論から実践です。
そして、理論をもとに行った実践を見直す。
これが実践から理論です。
では、なぜ往還なのか。
それは
・机上の空論で終わらないためです。
・理論がすべての子どもに、すべての学校にあてはまるわけではないからです。
・時代は変わり、求められることが変わるからです。
以上のような理由で往還をする必要があります。
往還をすることでより良い授業を子どもたちにすることができると思っています。
この往還を癖にしていると、
なぜ授業がうまくいかなかったのか、それを考えるときに
「子どものせい」
「今日たまたまうまくいかなかった」
「おそらく○○のせいだろう」
と他人のせいにしたり、根拠のない理論が生まれてしまいます。
その結果、次の授業でも同じように失敗する可能性があります。
だからこそ、往還をする。
往還して、
理論を学びなおす。
新たな理論を探す。
今の時代にあった理論を探す。
理論と理論を組み合わせ、新たな理論を作り上げる。
そして、もう一度実践する。
というようなことにつなげる。
それが理論と実践の往還を癖づけているとできると思っています。
私自身まだまだできていない部分もあります、勉強中です。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
何かの参考になればうれしいです。