潰瘍性大腸炎の人がストレスを受けると大腸で何が起こるのか?とその対策の話
本題に入る前に…
潰瘍性大腸炎に対して、お医者さんから処方される薬以外にも自分で何かできないかな…と考えている方向けに僕が実践している方法の記事を書いていますので、興味があればぜひご覧ください。
特に潰瘍性大腸炎になって何をしたら良いかわからない方に見てほしい記事となっています。
ここからが本題となります。
今や日常に溢れていて、避けることが難しいストレスですが、それは非常に多岐にわたります。
複雑な人間関係や働きすぎ、食べ過ぎ、座りっぱなし、立ちっぱなし、運動のし過ぎ、目の酷使、冷房の効いた場所、アルコール度数の高い酒や大量の飲酒など、これら全てが人の体にとってストレスとなります。
一時的にストレスがかかる場合であればさほど問題視しなくても良いように思いますが、これらのストレスを過剰に受け続けると自律神経の一つである交感神経がずーっと活発に働き続けます。
この状態が続くと人の体を守ってくれる免疫の一つである顆粒球というものが過剰に増えることになるのですが、この過剰に増えた顆粒球が潰瘍性大腸炎の方には天敵となります。
顆粒球は本来、人間の体の中に入った細菌などを処理してくれるとても大事な存在なのですが、顆粒球が過剰に増えると本来攻撃対象ではない大腸を攻撃し始めるという性質に変わってしまうということになるそうです。
(参考文献として下に顆粒球吸着療法のガイドブックを載せます)
https://www.wakakoukai.or.jp/daiichi/wp-content/uploads/2016/10/pdf-GCAP171107.pdf
よって、その対策は過剰に働いている交感神経を緩めることとなります。
皆さんがさんざん耳にしてきているとは思いますが、要はストレスを溜めないことです。
対策としては冒頭にお話ししたようなストレスがかかることをできる範囲で避けること。
それからリラックスを促してくれる、交感神経と対をなす副交感神経を優位にすることが重要となります。
副交感神経を優位にすると、大腸を攻撃する顆粒球の数を減らし、代わりにがん細胞を攻撃してくれるリンパ球というものを増やしてくれる効果があります。
手軽な副交感神経を優位にする方法は呼吸です。
仰向けの姿勢で寝て、
鼻から5秒間息を吸う
鼻から5秒間息を吐く
5秒間息を止める
これを3セット行うと程よくリラックスできると思います。
動作のポイントは息を吸う時に肋骨とお腹しっかり膨らませること、息を吐くときに肋骨とお腹をしっかり凹ませることです。
特に息を吐くことが副交感神経を優位にさせるので、息を吐くタイミングではより肋骨とお腹の動きを意識して行うと良いと思います。
寝る前やストレスが溜まっていると感じた時にぜひ実践してみてください。