#世界史
世界史の「点」がここにたくさんある。世界史超超初心者に向けた入門書の最高峰がついに出た!【山崎圭一『一度読んだら絶対に忘れない世界史人物事典』SBクリエイティブ】
毎回発刊してすぐに手に入れ、読んで即こうして書評を残している、先ごろYouTube登録者数10万人を突破した「ムンディ先生」こと山崎圭一先生の『一度読んだら絶対忘れない』シリーズ。忘れもしない、自分の誕生日に3作目の『世界史経済編』が届いたと思ったら、もう4作目の『世界史人物事典』も発刊された。
さて今回の『世界史人物事典』。結論から先に書いてしまおう。
『一度読んだら絶対忘れない』シリーズ第
ムンディ先生渾身の「経済の世界史」が教養となり、より「カタン」のプレイがおもしろくなる!?【山崎圭一『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 経済編』SBクリエイティブ】
いきなりだが、「カタン」というボードゲームがある。
土地の境目に開拓地と道路を置き、サイコロの出た目によってレンガや麦、木などの資源を獲得する。この資源が道路となり、開拓地となり、更に発展して都市となる。開拓地を多く置けばそのぶん資源もたくさん手に入り、都市として発展すればもらえる資源も2倍となる。さらにどうしてもほしい資源があれば「麦とレンガを交換しませんか?」などとほかのプレイヤーに持ちかけ
大人も学生も、世界史を学びたい人は必携!現役の高校の先生が書いた「整理されすぎた世界史」の流れを刮目せよ。【山崎圭一『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』SBクリエイティブ】
高校で世界史を教えている。
世界史の教科書というものは、文章自体はわかりやすく書かれているが、「流れ」が非常にややこしい。たとえば中国文明の起こりから中国史の話が始まったかと思えば、唐が衰退するころに次のページをめくると「イスラーム世界の成立」とある。さらにゲルマン民族が大移動してフランク王国や神聖ローマ帝国が成立し、十字軍が遠征して百年戦争でジャンヌ・ダルクが処刑されて、ようやく中国史の話に戻