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ギリシャ⑤〜アクロティリ遺跡・レッドビーチ・夜景〜
サントリーニ島の南西にあるアクロティリにバスで向かい、アクロティリ遺跡とレッドビーチを心ゆくまで楽しんだ。
意外とどこでもすぐ着く
サントリーニ島は地図で見ると三日月型をしている。
以前書いたが、島の移動手段はバスまたはタクシー。
島の正確な大きさを知らなかったので、バスだと移動に時間がかかると思っていた。
しかし、実際にバスで移動してみるとどこにいくにもそんなに時間はかからない。
感覚的には、イタリアのカプリ島みたいな規模感だ。
フィラからアクロティリまでバスに乗ると30分くらいで着いた。
レッドビーチ
サントリーニ島は、火山活動によってできた火山島らしい。
そのため、赤土のレッドビーチやら石灰岩のホワイトビーチやら様々な地質の浜辺がある。
レッドビーチは、アクロティリ行きのバスの終点から徒歩で行ける距離だ。
真っ白な教会を通り抜け、ゴツゴツした崖沿いを歩いていくと美しいビーチが現れる。
ビーチに降りていくには、少しワイルドな道を通らなければならないものの、それも楽しみのひとつ。
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赤い岩に囲まれた浜辺で砂とふわふわしたおがくずみたいな地面を踏み締める。
沖に浮かんでいるボートを眺めながらビーチを歩いているだけの時間が過ぎた。
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アクロティリ遺跡
レッドビーチから徒歩数十分のところにあり、遺跡の目の前にはバス停がある。
石造りのような雰囲気の建物に入ると大規模な遺跡が現れた。
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アクロティリ遺跡は、イタリアのポンペイのように火山の噴火が起きて、火山灰に覆われた集落らしい。
その歴史は、紀元前1500年ごろまで遡るとのこと。
火山灰のおかげで保存状態は良く、当時の生活の様子を垣間見ることができる。
なんだか生活感というより綺麗に残り過ぎているせいで、映画のセットのようだ。
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夜の商店街と夜景
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この旅では、あまり夜の街に繰り出すことはない。
お金の都合もあるが、基本的にお酒を飲まないので居酒屋、バーなどにいく習慣がないのだ。
この日は、珍しく夕食後に夜の街をぶらぶら歩き、夜景をパシャリ。
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商店街の活気を感じながら街を見渡せる場所に行き、温かい光に照らされた街並みを眺めた。
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白い建物にぼんやりと明かりが灯る姿は、暗闇に浮かぶロウソクの炎を連想させる。
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写真を撮りながら歩いていると通りすがりに知らないおじさんと目が合った。
おじさんは「いい写真は撮れたかい」と言ってウインク。
こちらも「いい写真が撮れたよ」と笑顔で返した。
あとがき
サントリーニ島でのゆったりとした生活も刻一刻と過ぎていった。
イタリアのシチリアからサントリーニ島まで本当に良い雰囲気だった。
サントリーニ島には4日ほど滞在したと思うが、とても素晴らしい場所だ。
このnoteを書いているのは、旅からちょうど1年後くらいになる。
1年前というとつい最近の出来事かもしれないが、心の中ではもう遠い昔の話に思える。
日本の生活に戻ると旅の非日常性をさらに遠く感じる。
ギリシャを過ぎれば、スペイン、モロッコと残り2カ国だ。