【面接でノーメイクを怒られた!?】マイナビ出版の書籍が改訂されていました!
こちらの件です。
「ノーメイクで面接に臨んだところ、『君はなぜ、化粧しないの?』と面接官に聞かれました。」
「『女性が人前に出る時にノーメイクというのは、いかに失礼で恥ずかしいことなのかを認識していないの?』と言われ、不合格に。」(p.135)
面接官が就活生に差別的な言葉を浴びせるという事件を無批判に掲載していたことが物議を醸したマイナビ出版の書籍
「内定獲得のメソッド 就職活動がまるごと分かる本 いつ?どこで?なにをする? '25」。
この書籍が、次の版の発行を待たずに、同じ版の中で改訂されていたことが分かりました!
こちらの改訂に気づいたのは、2024年1月22日のことです。
複数の改訂箇所からピックアップして紹介していきます。
「女子学生はメイク術も磨こう」→削除!
化粧をしていない就活生を面接官が叱責するという重大なハラスメント事案を無批判に掲載し、「だから女子学生は化粧をしましょう」という指南に繋げていた問題個所がごっそり削除されていました!
化粧をすべきであるという指南の箇所が、「ボディーランゲージで印象力UP」という指南に丸ごと入れ替わっています。
圧迫面接を無批判→圧迫面接はよくない
また、圧迫面接に関する内容にも、変化が。
会社の利益がかかっているのだから圧迫面接にも耐えなければならない、
ビジネスには理不尽な状況があるので耐えられるかチェックしている、
酷い言葉に対して一理あると考えよう、
といった旨の説明から、
応募者側も、圧迫面接をするような職場を厳しい目で審査し、避けるべきだという説明に変化しています。
急な残業への対応を重視→ワークライフバランスを重視
さらに、急な残業への対応に関する記述も、「絶対に仕事を優先」「さもなければ会社が倒産し…」といった旨の説明から、ワークライフバランスを重視し、柔軟に対応する姿勢へと変化していました。(p.104-105)
細かい改善点
・自己PRの例として、「睡眠時間を削ってでも質にこだわった」
→「質にこだわった」に変更(p.10)
・自己PRの例として、「年上の方に配慮し業務を進めた」
→「世代の違う方とも円滑に業務を進めた」に変更(p.10)
・自己PRの例として、「高校まで部活の経験がなく、厳しい上下関係に悩んでいました」
→「高校まで部活の経験がなく、どのように関係性を構築すればよいかで悩んでいました」に変更(p.29)
・アルバイトの体験談として、店長に「もう来なくていい!」と叱責されたエピソード
→自分のミスが原因で店長に謝罪をさせることになったというエピソードに変更(p.28)
・小見出し「就活に勝つ人と負ける人の決定的な違い」
→「就活の成功と失敗を分けるもの」に変更(p.66)
・女性と思しき登場人物の「女言葉」(~いるの。~いるわ。~かしら。)が変更(p.109)
・「髪は黒に染め直したほうがいいね。」カット(p.143)
・男女別のイラストで、女性に3-5cmのヒールやストッキング着用を指南したり、ジャケットの裾はヒップの一番高い所に、と指南していた部分がカット(p.165)
・「スピード写真はNG」がカット(p.170)
・圧迫面接に関し、仕事ではタフな人間関係にも耐えられる人材が必要と指南していた部分が変更。圧迫面接に遭遇した不運にめげず~と、圧迫面接をよくないものと捉え直している(p.206)
などが見られました!
↑動画にまとめてみました!
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