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映画と本と中学生と。

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最近の記事

『戦場のピアニスト』の雑感

第二次世界大戦下の、ポーランドのワルシャワでの、ある実在したユダヤ人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンが実際に体験したことを描いた作品です。監督であるロマン・ポランスキーもかつて、厳しい迫害を受けていたため、死の描写などがとても生々しく描かれてて、ユダヤ人に対しての迫害の残酷さがよく伝わってきました。 気になるフレーズ『Thank God, not me.』これは、ドイツ軍の将校が、シュピルマンに食料を恵んだ時に言った言葉で、「私ではなく、神様に感謝しな」という意味

    • 『スタンド・バイ・ミー』の雑感

      この映画は、4人の少年たちが織りなす、青春映画の金字塔です。とても有名なものなので、知っておる方も多いと思います。そのため、いろんなところでスタンド・バイ・ミーのネタが使われることも多く、あの有名なゲーム「ポケットモンスター」にも、スタンドバイミーの描写がありました。 気になるフレーズ『Friends come in and out of your life, like busboys in a restaurant.』 これは「友達はでき、また離れていく」という意味なので

      • 『ローマの休日』の雑感

        この映画は、今から約70年前に公開された、誰もが知ってる名作中の名作です。CMなどで使われるなど、今でもこの映画がネタとして使われることもしばしあります。1950年代のイタリアの人々の暮らしだったり、王宮での生活だったりも詳しく描かれていて、観ていてとても楽しかったです。 気になるフレーズ『Roman Holiday』『ローマの休日』の原題は『Roman Holiday(ローマ人の休日)』だが、なぜ「Holiday in Rome(ローマの休日)」ではないのか。「Roman

        • 『フォレスト・ガンプ』の雑感

          この映画は、アメリカの激動の時代を背景に、フォレスト・ガンプという男の人生を描いたものです。知能指数が低く、考えることが苦手なフォレストが、正義感と心のぬくもりで、周りの人を楽しませる姿に心を打たれました。また、最初に話したように、この映画は1950〜80年代のアメリカを背景にしており、ベトナム戦争やエポックメイキングな出来事などの中で、フォレストは様々な出会いと別れを通して成長していきます。 気になるフレーズ『Life is like a box of chocolate

          『かくしごと』の雑感

          括弧の始まりで終わるこの本は、高校生5人が織りなす、ちょっと変わった、でも共感必至の青春物語です。5人のそれぞれの立場で物語がつくられているオムニバス形式で、それぞれの人柄がよく出ていて共感できる人を見つけるのも楽しみの一つです。 ◉著者:佐野よる ◉出版社:新潮文庫 ◉発売日:2020/10/28 「かくしごと」の概要大学受験を控えてる高校3年生の5人、「京」「ミッキー」「ヅカ」「パラ」「エル」、この5人は、他の人には知られていない、自分だけがもった、少し不思議な力があ

          『かくしごと』の雑感

          『TENET』の雑感

          この映画は、僕が見た中で一番難しく感じました。その理由は、この映画のテーマにあります。この映画のテーマは「時間の逆行」です。タイムトラベル?と思う人もいるかもしれません。しかしこれは、タイムトラベルとはちょっと違ったものなのです。タイムトラベルは、20年を10秒で遡るのに対し、「時間の逆行」だと、20年を20年で遡るのです。簡単にいうと「時間の逆行」は「逆再生」なのです。この映画の世界では、順行している時間と逆行している時間が存在していて、それらが入り乱れたアクションシーンは

          『TENET』の雑感

          『量子論がみるみるわかる本』の雑感

          僕は最初、量子論という言葉を聞いて「物理の専門的な難しい話なんだろうなぁ」と思いました。しかし、この本を読んでみて、量子論というのはパソコンやテレビ、スマホなど、さまざまな物と関係していて、量子論から「生まれたもの」に日々恩恵を受けているんだということを実感しました。 量子論がみるみるわかる本◉著者:佐藤 勝彦 ◉出版社:PHP研究所 ◉発売日:2009/3/13 「量子論がみるみるわかる本」の概要人間や宇宙の星など、この世に存在する全てのものは、約1000万分の1mmほ

          『量子論がみるみるわかる本』の雑感

          中学生の映画と本の雑感

          演劇部に在籍しています。 演劇のために観た映画と、読んだ本について雑感をまとめます。 映画は海外の作品を中心としながら(英語の勉強として)、国内の作品をまずは、観た方が良いって大人がいうものをある意味強制的に観て、その雑感をまとめます。 本もできる限り勉強に役立つようなものを中心に、読んだほうが良いと思われる本をまとめたいと思います。

          中学生の映画と本の雑感