『量子論がみるみるわかる本』の雑感
僕は最初、量子論という言葉を聞いて「物理の専門的な難しい話なんだろうなぁ」と思いました。しかし、この本を読んでみて、量子論というのはパソコンやテレビ、スマホなど、さまざまな物と関係していて、量子論から「生まれたもの」に日々恩恵を受けているんだということを実感しました。
量子論がみるみるわかる本
◉著者:佐藤 勝彦 ◉出版社:PHP研究所 ◉発売日:2009/3/13
「量子論がみるみるわかる本」の概要
人間や宇宙の星など、この世に存在する全てのものは、約1000万分の1mmほどの原子の組み合わさりからできている。これを量子論という。また、この原子が究極の微粒子、すなわち最も小さい物質だと考えられていたが、1930年代にかけてその原子を構成する、原子核と電子というものが明らかになった。その後、湯川秀樹という人物が、中間子という新たな物質を発見し、ノーベル賞を受賞した。これ以降、新たな微粒子が続々と発見されていった。例えば、南部陽一が、素粒子の対称性(どこから見ても同じように見える性質)を発見したり、反粒子(性質は同じだがプラスマイナスだけが逆になっている粒子)を発見したりと、さまざまな功績が残され、それに対してさまざまな理論も生まれた……。
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