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#32 これからの本屋

みなさんが「本屋」を別の言葉にするなら何ですか?

本書の中で、こんな話があります。

本屋って「生き方」だと思う。
「生き方」っていうのを本屋の定義にすると、別に本を売っていなくても本屋を名乗れるじゃないですか。本屋という「定義」がもっと緩やかになって、人そのものが「本屋」になっていく方がいいと思います。

これからの本屋/北田博充

本屋って、「本を売る人」だけにしておくのは
勿体無いよねと感じます。
本を売る人、本を勧める人、本を書く人、本を読む人
「本」という物体、もはや概念のステークホルダーがみんな本屋
そんなのは面白そうですね。

私は昔から本が好きです。
小児喘息で、運動ができず、図書館で青い鳥文庫を読んでいたのが
最初の本との出会いだと認識しています。

本を読んでいると、自分以外の何かになれる気がして
今おかれている自分から離れて客観的に見れるような気がして
今でも本に没頭する時間が好きです。

だから、毎日ちょこちょこ読むより
一気に読み切りたい派ですね。

今は、tiktokとかyoutubeとか
刺激的で、味の濃いコンテンツが増えたと感じます。
一方で、作者を含むいろんな方が、大事に育てた
時間をかけてる分味がするまで時間がかかる
本はそんなコンテンツかなと思います。

でも「その味わう時間」がすごく好きです。
きっとそして、読み終わった後に残っている後味は
人によって違っていて、
それは育った環境とか、今まで食べて来たもので感じ方が変わって
「この人はこんな味がしたんだ」というのも、すごく好きです。

ちなみに、私が「本屋」を別の言葉に置き換えるなら
「本を通じて、伝える人たち」ですね。

本書では、
これからの本屋をされている人たちの話がたくさん出て来ます。
綺麗な人がぶつかって、わざと本を落とすみたいなゲリライベントをしている人
とか。

みなさんの思う、「これからの本屋」聞いてみたいですね。

休みの日に、用事もないのに本屋に行くのが好きな
私みたいな人は
是非手にとってみてください。

きっと本屋さんになりたくなります。




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