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デザイン系note集

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#Design

UIデザイン力を鍛えるリデザインの勧めとコツ

Twitterでクラシルのリデザインの題材として使って良いとつぶやいたら数名からリデザイン案をもらえました。ありがとうございます! リデザインは、デザインの基礎スキルを身につけられると思うので、どんどんやったら良い派ですが、リデザインする際は何かにフォーカスすると振り返りしやすく技術を積み上げやすいです。 今回は、僕もクラシルのリデザイン案を作りつつそのコツを書いてみたので参考になればと思います。 デザイン力を鍛えるリデザインのコツ インターン採用でリデザイン課題を出す

デザインの言語化と、その落とし穴

会話のテンポが速くなっている。 デザインの現場を20年。自分自身や周りを見わたして、ふと思ったことです。 昔はもっとゆっくりしていました。単純に話すスピードもありますが、会話に「間」が少なくなったことも大きい。そう思います。 例えば15年前。私はアートディレクターでした。その時の会話は10秒くらい黙ったり、ゆっくり考えながら言葉を探し、時には言葉を撤回し、言い直し、なんとかなんとか喋っていました。 会話能力が低かったということではありません。言葉にならないものをじっく

グロースサイクルの本質とは何か?

私はGoodpatchという会社でクライアントワークを通じて、様々な企業や事業・組織にUXデザインやサービスデザインの専門性を持って携わってきました。 特に新規事業を立ち上げる際に「事業や組織共通のコアとなる循環をどのように作るのか」「複数の観点を統合するためにはどうすれば良いか」「何を持ってMVPを定義するのか」などを考える上で起点にしていたのがこのグロースサイクルです。 本記事では、グロースサイクルはなんのためにあり、どのような活用ができるのかを、幾つかの事業立ち上

私の考えるプロダクトマネジメントとUXデザインの関係

この記事は、2019年2月26日にレバレジーズ社で開催された BIT VALLEY -INSIDE- Vol.6 で発表したスライドおこしになります。 --- こんばんわ。 まずは自己紹介させてください。 竹田 哲也と申します。デザイナーをしていまして主にユーザーの体験の部分などのサービスデザインをメインにしています。カンタンに僕の経歴なんですが、 UIデザイン会社のグッドパッチでPMとして受託やデザインプロセスのワークショップを実施していました。 後半は、今はなく

Figmaのリファクタリングからはじめるデザインシステムの構築

こんにちは、GaudiyデザイナーのTORAJIRO(@jirosh1998)です。 『英単語アプリ mikan』の副業デザイナーとして、Figmaリファクタリング&デザインシステムの一歩目を構築した話を書こうと思います。 このnoteの最後に、今回作成した『mikan DesignSystem』のデータを公開していますので、ぜひご覧ください👋(mizoさんをはじめmikanのみなさん、具体的なアウトプットの公開まで許可いただき感謝です!心広すぎ!) デザインシステム本

デザインシステムの目的を考える

デザインシステムの目的とは? と問われるとあなたはどんな風に答えるでしょうか? おそらく「ユーザに一貫性のある体験を提供するため」「デザイン資産を再利用できるようにして生産性を上げるため」そんな答えが一般的だと思います。私もそんな感じで捉えていましたし、間違いなくそれらはデザインシステムの効能だと思います。 が、細かいところをよくよく考えると「一貫性とは具体的にどこが一貫していることを指すのか」「一貫性を優先させることによってユーザの不利益になるシーンもあるがそれは本末転

デザインシステム開発優先度の「難しさ」と「対策」

こんにちは、ログラスのデザイナー高瀬です。 今回はデザインシステムの理想と現実について話していきたいと思います。 デザインシステムって素晴らしいけど、いざ実装しようとするとプロジェクトの扱いや開発優先度の調整って難しいですよね? 今回はそんなデザインシステムにまつわる開発優先度と対策の話をしていきたいと思います。 デザインシステムは美しくも辛いデザインシステム導入の目的や方法に関して、今では優良なnoteや書籍がたくさんあり私もとても参考にしました。ユーザーの体験・ブランド

デザインは経営資源になる。という話

経済産業省の「デザイン経営」宣言(2018年)より26年前に、デザインの重要性を説いている紺野先生著書の「デザイン・マネジメント」という本があるのを教えて頂きました。教えて頂いたのはDONGURIのミナベさんで、既にこの本は絶版ということで貸して頂けました。(中古で9千円〜1万円程度します。。。その後タイミング良くもう少し安価に中古で手に入れました!) 26年前というと1992年で、バルセロナオリンピックで岩崎恭子さんが14歳で金メダル、スーパーマリオカート発売、幽遊白書の

「このデザインでいこう!」 事業を推進する意思決定のやり方

※こちらはDesignship 2020で発表させて頂いた資料です。メモなどは取らず後からゆったりと見返して頂けるよう事前公開をしています。 -------👇ここから発表内容👇------- こんにちは。クックパッド株式会社の宇野です。 今日は『「このデザインでいこう!」事業を推進する意思決定のやり方』というテーマでお話をさせて頂きます。 なかなか渋めのテーマですね。とはいえ、日頃意思決定に関わる機会のあるマネージャーの方はもちろん、後輩の育成をされている方から若手の

共通言語をつくりだし共通理解を生む方法と大事な1つのこと

以前、価値実現していく中で、プロダクト開発とマーケを分離しない為に「共通言語」が大事。と書きました。 今回は、価値実現に向かうプロセスの一例として参考になれば、そして、チーム内に共通言語が増えることでうまく進捗すればと思い、続編を書きました。「こんな試みはどうでしょう?」という提案として読んで頂ければと思います。 フレームワークを使って、チームが持っている情報を可視化・整理して共通言語化していくプロセスです。 ユーザーを知るところからまず、ターゲットとなるユーザーのことを

「成長するデザイン組織を作る」デザインマネージャーのお仕事

今の会社でデザイナーのマネージャを初めて約半年が過ぎました。 この半年の中で意識してきたこと、 また結果的にデザイナー組織全体の成長に役立った!と思えるトピックスをまとめてみました。 実際にマネジメントを行っている方、もしくは現状を改善したいと感じている現場の方々のご参考になれば幸いです。 「フィードバック」ではなく「フィードフォワード」デザインのマネジメントを行おうと思った時、どうしても、アウトプットのクオリティや品質を担保することが使命だと感じがちです。 しかし、

UI/UXデザイナーを目指す若手に知っておいて欲しいこと

最近増えているスタートアップで働きたいデザイナー向けの記事です。自分の経験から勧めたい・知っておいて欲しい事をまとめました。 作業環境はケチらないで投資する学生でも本気で勉強すれば1年以内にその投資を回収できるので、PCはケチらずにハイスペックなMacBook Proを買った方が良い。 稀に安いからと言う理由で、MacBook Airや旧スペックのPCで作業している人を見かけるけど、若い時ほど本質的な勉強に時間を裂いて欲しいし重い環境で作業し続けるのは効率が悪くインタ