お守りの「意外な真実」
僕は、神社(かんじゃ)という珍しい家に生まれたので、自宅が神社(じんじゃ)だと勘違いされることが非常に多いです。
もちろん、神社に関係することも多少ありますが…
自宅に鳥居はありませんし、祖父も父も神主ではありません。
かつて一度だけ、この名前を活かそうと、神主になろうと思ったことがありますが、いまは縁あって、カウンセラーをやっています。
毎年元旦には、家族みんなで、すぐ近くの神社へ初詣に行くのですが、今年は密を避け、二日の午後、人出の少ない時間帯を選んで参拝しました。
そこでお守りを買って、じっと眺めていた時に、ふと、お寺の和尚さんから聞いた「お守りの真実」を思い出したので、今日は、それをシェアしたいと思います。
今から5年くらい前のこと。
僕が、お寺でお守りを買った時に、和尚さんに尋ねたことがありました。
神社で売っている「お守り」と、お寺で売っている「お守り」って、何が違うのですか?
和尚さんは、こう言いました。
お寺のお守りは、ご本尊様(仏様)の分身です!
ご本尊様を一年間あずかるわけですから、あなたが、ご本尊様を守らなくてはいけません!
てっきり、お守りが僕を守ってくれると思っていたら、その逆!
僕がお守りを守らくてはいけなかったのです。
お守りを持っていると、つい安心して、勝手に大丈夫だと過信したり、無茶をしたりすることがありますが、無茶をするということは、すなわち、ご本尊様を危険な目に遭わせるということにつながりますから、そんな危険なことは絶対にしてはいけないんですね。
お守りは、お守りを大切にしながら、常に、自分自身が思慮深い行動をしなければいけないということ!
そんな風に教わりました。
いま、もし、あなたがお寺で買った「お守り」を持っていたら、一度じっくり眺めてみてください。
そのお守りは、ご本尊様の分身です!
それをいま、あなたがあずかっているわけですから、それ見る度に「お守りを大切にして、同時に“自分自身も大切に”しよう」という意識が必要です。
御縁があって手にしたお守りですから、そのお守りを大切にしながら、自分自身も大切にしていけるといいですね。
今回は、お寺のお守りについて書きましたが、また機会があれば、次回は、神社のお守りについて書いてみたいと思います。
今日も読んでくれて、ありがとうございます。