#04 7代目立川談志 〜立川雲黒斎家元勝手居士〜
「努力ってえのは、なんです?」
「馬鹿に与えた夢だ」
談志落語の十八番『やかん』のネタです。
この言葉通り、立川談志という落語家は夢を与え続けた人でした。しかし、それは「馬鹿」に与えたのではなく、現実社会を生きづらいと感じている人たちにでした。
生前「俺のファンは社会で排除されているような人が多いんですよ」と語っていました。実際に談志は、自らが傍若無人であるかのように振る舞い、鼻つまみ者、不適合者と世間で呼ばれてる人たちに「お前はそれでいいんだよ」と救いの手を差し伸べ