自分をブランド化する
株式会社刀の代表取締役、森岡さんの著書『苦しかったときの話をしようか』を読んだ。
この本の中で、「自分自身をマーケティングする」というのは、自分を知り、今後人生の指針とするためにかなり有用な手法であると感じた。
森岡さんは、これを「MyBrand」としている。
自分をブランド化することで自分の軸を明確に自分で認識できるようになることが、やってみるとわかるだろう。
MyBrandは、
Where(どこで戦うか)
Who(誰をターゲットにするか)
What(ターゲットにどんな価値を提供できるか)
How(どうやって価値をターゲットに提供するのか)
Character(自分自身をどのように捉えてもらうか)
主にこの5つで構成されている。
特に"What"が重要で、「あなたはどんな価値を提供できるのか?」
という広く言えばあなたの人生の意味を考えさせられる。
この本では、これら5つをどのように考えていけばよいかまで紹介されているのでぜひ読んでほしい。
このMyBrandを作っておくと、どのような場面でもこのブランド戦略に沿った行動をとっていけばよく、表面的に作り上げた内容の薄い言動がなくなる。
自分に自信を持てるようになる。
そういう効果がありそうだ。
以下には、恥ずかしいがこの本を読んで実際に考えた僕のMyBrandを紹介することにする。
これはあくまで、将来的に自分がこういうブランド価値を持った人になれたらいいな、ということで作ったものである。
つまり目標。今後も更新されていくであろうものだ。
MyBrand
Where
対消費者ビジネス業界
現代の消費社会において、人々が日常の「贅沢=浪費」を通じてより本質的な楽しみや没入体験を得られるような価値を提供する。
Who
ターゲット
退屈を感じている人や自己理解が進んでいない人全般
先進国に住む多くの人々が含まれ、日常に埋もれた退屈さや、自己理解の欠如を感じている層を対象とする。
コアターゲット
能動的に日常の楽しさや豊かさを求める人
興味の幅が広く、新しい体験に価値を見出す人
退屈や表面的な消費に飽き、日々の瞬間に豊かさを求める好奇心旺盛な層。
日常の中で新たな刺激や意味を見つけたいと考える人々。
What
便益価値
物事を純粋に楽しむ力を引き出します
日常の体験にさらに没入できるように導きます
自分の好きなことを見つけ、自己理解を深めます
多様な視点から物事を考える力を養います
RTB
この便益価値の裏付けとして、以下の実績と活動を提示する。
体験価値に関する研究:AIや哲学に関する深い知見をもとに、日常に没入する力の向上を科学的に探求し、その知見をもとにサービスを設計。
noteでの自己分析記事:日々の哲学的な問いや自己分析の考察をnoteで共有し、多くの共感を得ている。
東京大学生としての学びとリーダーシップ経験:学生時代にリーダーとしてプロジェクトを牽引した経験を活かし、価値を実践に結びつけています。
事業の創業:ミッション実現に向けた企業活動を通じて、日常の豊かさを引き出すためのサービスや製品を開発。
多読家:多くの作家の書籍に触れることで、さまざまな視点や価値観を吸収。
How
肩書き:科学的かつ哲学的思考に基づいたサービスを創るイノベーター
「科学と哲学の融合」を基盤に、深い分析力と緻密な戦略でターゲットの心に響く体験を提供する。
設計の基盤は研究と哲学的思考
日常を楽しむ力を育むサービスやプロダクトを、科学的知見と哲学的な視点で丁寧に設計。リーダーシップによる推進力
プロジェクトを牽引するリーダーシップと強い実行力で、自らのビジョンを具現化。戦略的かつ緻密な計画性
綿密に立てた計画を実行し、価値の高いサービス提供に向けて戦略的に動く。
Character(ブランドキャラクター)
親しみやすいが、深い思索を重ねる知的な存在
ふと接すると話しやすく、親しみやすいが、実は哲学的な思考と深い内省を常に重ねている。表面上の外交的な印象の裏に、豊かな内面を持つことで、ターゲットにとって信頼感のある存在。