「古事記」が面白い
先日、日本のはじまりの島だという淡路島の隣の小島沼島に行ってみたところ、数々の興味深い神話の世界が。。。
古事記は過去に誰かから聞いたのかなんとなく知ってるつもりだったけど、取っ付きにくそうだからといって本を読んだことはない。
やっぱり読まなきゃと思って、とりあえず手に取った本が「マンガ 面白いほどよくわかる!古事記」。
マンガってタイトルだけど、古事記の上・中・下巻を一冊に纏め、解説、あらすじ、登場人物の相関図、神々の系図、天皇の系図、世界観、の説明の上にマンガがあるというわたしでもわかりやすい内容になっていました。
また、地図に表したり古事記を紐解く30の謎や古事記縁の神社案内などもあり、情報量は盛り沢山。
特にこの本がわかりやすかったと思う点は、思いのほかたくさん出てくる神さまの名前が長くて(改名する場合もあって)覚えられないので何度も系図や相関図に助けられました。
詳しいことはネタバレになるのでお伝えできないけど、
まずイザナキとイザナミの男女の神が小さな島を生み(おそらく沼島)、そして次の淡路島を生み、その後大八嶋国を造ります。
そのことは知ってたけど、実は最初の淡路島を生むことは簡単ではなかった。
その次には神生みにかかり、一度は神々で満ちた国になるけど、その後思いもかけない信じられない悲劇が・・・
そしてイザナミは黄泉の国へ・・・
そこではゾンビのような神が追っかけてきて・・・
そして愛が憎悪になり、
イザナミは、「あなたさまの国の民草を一日に千人絞め殺しましょう」、と言うと、イザナキは、「ならば一日に千五百人の新しい命を与えよう」と。
なんと一日千人殺して千五百人新しい命が生まれるから神さまは衰退しないということ。
神さまは寿命が無いから殺さない限り増えすぎると言う事なのかなぁ?
だけど、国生みの女性の神のイザナミが絞め殺すって😫
そして、アマテラス、スサノオ、ツクヨミと最も尊い神である三貴子を生み話が展開します。
その神の世界の話が、高天の原、葦原の中つ国、黄泉の国、根の堅州国と垂直世界とそれに属さない国を行ったり来たり、そこで起きる出来事がすさまじく波乱万丈の世界。
オオクニヌシは殺されても二度生き返ったり。
不死の神さまに寿命が出来るまでは、相関図を見ないとわからないことだらけ。
物語の中では、因幡の白兎や八岐大蛇や天の岩屋隠れの話など馴染みのある話も。
神さまの世界は、
美しい世界と思いきや、失敗や苦難に嘘つきやいじめや裏切りのようなドロドロした世界が😫
神の世界だから不思議な思いがけない展開に引き込まれ、あっという間に読める本で、繰り返し読んでも面白い本でした。
今の時代では表現出来ないだろう記述もありましたが😅
これは、日本のバイブルみたいなものですね。
沼島に行く前にこの本を読んでおけばよかった😅
今度は、別の古事記の本を読んでみよう😊
最後までお読みいただきありがとうございました。
【ご参考】