築地本願寺にブックカフェが。
先週、東京に出張に行った際、朝に立ち寄った築地本願寺。
本堂にはパイプオルガンもあり教会を思わせるブディストホールに、御本尊である阿弥陀如来像を祀る国指定の重要文化財。
朝に「なむあみだぶつ~」とお参り、そうすると日常のストレスが無くなり気持ちが清らかになります。
そして、お参り後、少し休憩したいな~と思い横を見ると「BOOK」「CAFE」「SHOP」の文字が。
築地本願寺カフェ
TSUTAYAを併設するスターバックスでは、ゆっくり本を読みながら休憩できるとあって以前よく通ったことを思い出し、参拝後にはコーヒーを飲もうと行って見た。
そうすると、なんと、
運営はスターバックスではなく「築地本願寺」、カフェ「Tsugumi」。
カフェ「Tsumugi」自体はプロントが運営しているみたいですね。
BOOK
で、「BOOK」と書いてあるカフェに置いてある本の種類はというと、48種類。
その48種類の理由はというと、阿弥陀如来が「全ての生きとし生けるものを救うため」にたてたという「48の誓願」を由来として用意したとのこと。
その48種類の本、「吾輩は猫である」「PEN 江戸デザイン学」のほか、子供向けから旅行者向けもあるがその殆どは仏教関連の書籍。
さすが、築地本願寺運営BOOKS & CAFE。
仏教に関心のあるわたしにはちょうどいいけど、東京は遠いので残念。
CAFE
そして朝に列を作っていたCAFE、多くの方が食していた見た目に豪華な朝食、それが何なのかメニューをみた。
それは、「18品の朝ごはん(日本茶付き)」。
築地本願寺御本尊の阿弥陀如来がたてた「48の誓願」、中でもその中心となるのが「あなたを決して見捨てない」と願い誓われた「18誓願」。
「18品の朝ごはん」を通じて阿弥陀如来の願いを味わいましょう、とのこと。
その他、朝の食事のメニューは、「築地のお寺の朝ごはん」「京都産あられと宇治抹茶の和グラノーラ ~カプチーノ風~」
また、ブッダボウル(丼)や生パスタ。
例えば、魚のすり身を使用したウニ風味の食材(罪なきウニ)を使う「罪なきウニブッダボウル」、大豆ミートのビビンバ風ブッダボウル、30品目のバランスブッダボウル、など。
カフェではお茶もこだわっている。
「抹茶ラテ」「ほうじ茶ラテ」「ほうじ茶ゼリーラテ」に「べっぴん茶リラックス」「べっぴん茶ビューティ」そして「親鸞聖人ごのみの小豆&ほうじ茶ハーブティ」など。
築地本願寺CAFEで思うこと
築地本願寺が運営することで、基本的には精進料理をベースにして、築地という立地より食材にこだわったカフェ。
築地本願寺自体、西洋文化をうまく融合してお寺とは思えぬ近代的で斬新な建物と内装。
築地本願寺を訪れた多くの仏教徒は有り難く思う、とわたしは思う。
また、仏教徒で無くとも参拝者は、仏教に関心を持つと思う。
八百万の神という多神教で全てを受入れ、神に導かれるように広まった仏教は神仏習合となり、全てに寛容で先進的なものを取入れ融合させてきた日本文化。
その、先進的で斬新な発想の一端が築地本願寺で垣間見れたように思えた。
日本人だけでなく、これから訪れる外国人も、固定観念にあるお寺の枠を越えた築地本願寺の魅力に驚くでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。