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阿闍梨餅の満月⁈

東京から京都に来た知人を金閣寺に案内した際、銘菓「阿闍梨餅」を買いに徒歩圏内にある「阿闍梨餅本舗 京菓子司満月 金閣寺店」に立ち寄った。

「阿闍梨餅」は、京都土産の定番のひとつでお土産として評判が高い。
比較的あっさりとした粒あんがもちもちっとした食感の生地に包まれている美味しいわたしも大好きな人気の和菓子。

それは、満月の阿闍梨餅なんです。

そのお店に入ると、見慣れない輝いて見える素敵な和菓子が。。。

それは、阿闍梨餅で有名な菓子司「満月」の名を冠した和菓子。

満月の満月、阿闍梨餅の満月ではありません😫

まさに満月

これは何かと思いHPで見てみると、「満月と阿闍梨餅」という説明があった。

満月と阿闍梨餅

創業は江戸末期の安政3年(1856年)、当時は出町橋近くに店を構える。
「阿闍梨餅」「満月」「京納言」「最中」と少ない品数だが、一つ一つに熟練した菓子職人の技術を伝承。
「阿闍梨餅」ともうひとつの看板菓子となっているのが明治初期に考案した「満月」。明治期には旧九條公爵御用達にもなった菓子。実は戦後30年近く生産が途絶えていたが、近年になって苦心の末復元、現在は曜日を限定して本店のみで販売している。

「満月」HPより

そうなんです、
土・日・祝日のみ、本店・金閣寺店のみで販売しているようなのです。
だから知らなかったんだと。


そして、

「満月」の少ない品数について

「一種類の餡で一種類の菓子しか作らない」という基本方針
一つひとつの菓子は、職人のあらゆるノウハウが注ぎ込まれた作品であり、餡は、ただ一種類の菓子のために素材を選択し割付けや加工法までも考え抜いて開発されるものだから。
もうひとつのモットーは「材料の質を落とさず、値段は極力上げないよう努める」
納得できる商品を納得できる価格で販売することも、京都の老舗の心意気だと思ってる。

「満月」HPより

こだわりが強いんですね。
因みに価格は、税込みでバラ1個303円。

当然、着色料、防腐剤、防カビ剤、等一切使用していないお菓子。

この「満月」、見た目も上品、お味もなんて上品なのでしょう。
画像だけでも伝わると思います😋

この満月の中身はこちら ↓

ごめんなさい、切り口があまり美しくない

「眞菓 満月」

明治33年、九條家御用達の御下命を受けて調進。
希少な最上級白小豆のみを使用したコクのある漉餡を、当時としてはモダンな洋菓子風の生地で包み込んだ上品な焼き菓子です。

「満月」HPより

大正末年には旧宮内省ご献上の栄誉も賜ったとのこと。
満月、正に風格を感じますね。


京都の和菓子

京都のお土産で有名にもなっている阿闍梨餅出町ふたばの豆餅。どちらも老舗でこだわり抜いて作った和菓子は伝統を守り続けている。

阿闍梨餅の「京菓子司 満月」は、京都出町橋近くに1856年創業と167年もの間たった4品(満月は一時生産が途絶えていた)。
そして満月本店近くには、その43年後1899年に京都で有名な「出町ふたば」が創業、こちらもその味を今も守っている。

お土産で喜ばれるけど、どちらも賞味期限が短いのが玉に瑕
阿闍梨餅は5日間、出町ふたばの豆餅は当日。
保存料などが使われていないので仕方ないけど、美味しく食べられるからこそ喜ばれるのでしょう。

さらに驚くことは、京都には1品のみを1000年以上守り続けている通称「一和」のあぶり餅もある。

京都で愛される和菓子は、SDG‘sの極みのようです。

京都にお越しの際は、ご関心があれば是非立ち寄ってみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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