あなたの個性に、あなたは耐えられるのか。
個性と孤独は、共鳴する。
「個性的」という言葉は、ポジティブにもネガティブにも使われる。
20代前半、SNS世代、Z世代、
ゆとりの後の世代・・・
とにかく私たちは、
「個性的でいいんだよ」「個性を大切に」
「自我を持っていこう」
などと言われながら、
「個性的」であるということ、
「少数」であることに
誇りを持つように言われてきた気がする。
口では簡単に言えるけれど、
「個性的で在る」というのは難しいものだ。
これができる人は、ある才能がある、と思う。
この才能を持ったものだけが「個性的で在る」ことができるのだと。
それは、
孤独と生きる力だ。
個性とは、
他の人とちがった、その人特有の性質・性格。
自分だけの世界、人に理解されなくても、誰に何を言われようと、貫く。
それが自分であり、それが幸せなんだと、心から思える。
そんな「個性」を持っている人は
孤独にそっぽを向いたりしない。
ちゃんと真正面から付き合っているのだと思う。
大学生、飲み会のコールは嫌い。
なら付き合わなくてもいい。
ライブで皆同じように振る手がもどかしい。
なら勝手に踊ったらいいよ。
一夜だけの遊びの種を常に探すような男女の会話が嫌い。
ならそんな場所には行くなよ。
だけど、それに伴う孤独には向き合えない。
だから、あなたは今そこにいる。
世の中には「嫌」までいかなくとも、
何か違和感があること、居心地が悪いことなんてたくさんある。
それぞれ違う、ひと、が生きている社会で
自分の思いを大切にするということは、
同時にその孤独に耐えなければいけないのだと思う。
ところが、社会では「個性」が求められ、
「個性」を大切にすることが正しいとされつつある。
ただ、その「個性」を大切にするには、
孤独と生きる力が必要だった。
その力持てるのか。強く生きれるのか。
そう自分自身に問いたい。
個性を追求するということは
孤独に向き合うということ。
あなたの個性にあなたは耐えているか。
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