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育休取得中のご夫婦に聞く、これまでとこれから [no.154]

こんにちは。

ライフとワークをシームレスに生きる、ライフキャリア考え人のかぁちんです。

本日もお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
本日は新シリーズ「聴くLAB」の記事です。

「聴くLAB」とは、「ちょっとお聞きしたいことがありまして・・・」とお声を掛けさせていただきましたゲストの方とお話をして、「聞きたい」「知りたい」と思ったことを質問させていただくシリーズです。

第2弾の今回は、スタンドFMで配信をされている友人の👩あっこさん・👨たかしさんご夫妻(3歳・0歳、2児の子育て中・2024年1月4日時点でご夫婦で育児休業取得中)のこれまでとこれからをお聞きしました。

背景としては、今私は人事で仕事をしています。メインは、採用・人材開発・組織開発なのですが、これから様々なキャリア支援をしていきたいと考えており、その1つに「ワークペアレンツのキャリア支援」をテーマアップしています。

「ワークペアレンツ」と一言で言っても、置かれた環境によって形は様々なはず。
ケーススタディが大切だと考えている中、今回お二人にお話を聞かせていただきたいとお声かけさせていただきました。

放送回はこちら

ここからは、上記でご紹介をした鼎談(ていだん)の内容を概要としてまとめたものです。ピックアップして記事にしますので、全体感につきましては、ラジオをお聴きいただけると嬉しいです🌱

今回の鼎談の結果、内容としては子育て・仲良し夫婦の秘訣・企業が育児休業取得支援としてできることなど多岐にわたりました😊

これから、出産を控えられている方、育児中の方、などなど、様々な方の参考になると嬉しいです☺️

※本記事の内容は全て2024年1月4日時点の情報です


お話を伺ったお二人

🔸あっこさん(ママ)

Voicyパーソナリティ竹澤かおさんをきっかけに出会ったあっこさん。(最近はあっこちゃんとお呼びしています)
2023年5月からスタンドFMで配信をされています。
チャンネル名は「子育て奮闘ママの等身大ラジオ」。
「生きてりゃなんでもコンテンツ」をキーワードに日常の等身大に色々とお話されています。そして、歌が上手。
というフレーズが好きで、最後の「まったね〜」のファンです。←勝手に自分のチャンネルでも使わせていただいております。

<プロフィール>
・30代中盤
・2児(3歳・0歳)の母、現在育児休業取得中。
 育児休業から6月に復帰予定
・転職経験なし(定期的に部門異動、現在経理系の部門)

🔸たかしさん(パパ)

あっこさんのパートナー。
2023年8月からスタンドFMで配信をされています。チャンネル名は「口下手パパのOutput Labo」。
たかしさんのチャンネルをお聞きしていると、度々「男性の育児参加が当たり前になる社会を目指して」と仰られています。その真っ直ぐなメッセージに感動をするのと同時に、素直に「私もできることをやっていきたい」と突き動かされるものがあります。

<プロフィール>
・30代中盤
・2児(3歳・0歳)の父、2児出産後、産後パパ育休を取得、パパママ育休を2度取得。
・現在転職後3社目。(建設業、現場監督)


お話したこと(概要)

Q1.お子さんが産まれて今に至るまでの流れ
Q2.パパに質問、育児休業取得してよかったこと・よくなかったこと
Q3.パパに質問、育児休業取得して、こうだったらいいのになぁと思うこと
Q4.ママに質問、育児休業取得してくれてよかったこと・よくなかったこと
Q5.お二人に質問、復帰した後のこれからは・・・?
Q6.お二人に質問、育児・夫婦などなど、これがキーワードだなと思うことは?

2024年1月4日時点

Q1.ご夫婦と出産〜育休取得までのこれまで

<第一子出産時(2020年)>
・ママが里帰り(2ヶ月)出産をし、パパは育児休業は取得せず。
・里帰りから戻った後の1〜2ヶ月の間、1人育児が続き、環境の変化や頼れる人がおらず孤独を感じ追い詰められる。SOSを発信してパパが受け取ってくれる。
 ↓
 ↓ パパ転職。(将来子供が欲しいこと、出産したら育休したいことを伝えて入社合意)
 ↓
<第二子出産時(2023年)>
 ①産後パパ育休:4週間
 ②パパママ育休1回目:5週間
 ③パパママ育休2回目:5週間

Q2.パパに質問、育児休業取得してよかったこと・よくなかったこと

<よかったこと>
・子供の成長を感じることができた
・子育てでイメージしているものと、現実は違うことを身をもって知ることができる。(子供はすぐ寝ない、抱っこしてもすぐに泣き止まない)それにより、ママの辛さがわかる
・仕事だけでは得られないスキル(臨機応変さ・対応力)や、マインド(予測不可能なことに動じない)を得られる
<よくなかったこと>
・社会との関わりがなくなる疎外感・寂しさ

Q3.パパに質問、育児休業取得して、こうだったらいいのになぁと思うこと(理想)

・子供や環境において柔軟に育児休業を取れる
・パパも時短勤務が取れる
・職種によると思うが、テレワーク
など

Q4.ママに質問、育児休業取得してくれてよかったこと・よくなかったこと

<よかったこと>
・赤ちゃん育児に関わってくれたこと(離乳食を食べさせてくれる、等)
・家事をしてくれたことにより時間ができ、自身の発散場所を見つけることができた
・育児家事スキルが高くなり、突発で不在にする際の対応などしてもらえるまでになる
・夫婦の時間が取れる
<よくなかったこと>
・1人時間をどう作るか

Q5.お二人に質問、復帰した後のこれからとキーワード

<たかしさん>
・育休は明けても育児は続く
 家庭との時間を大事に、仕事と育児の両立を目標に掲げて、働き方の工夫をしたい。
・「ママのことを嫌いにならないために頑張っている」

<あっこさん>
”ちょうどいいバランス”を見つけるために、「夫婦で対話」していきたい。

Q6.お二人に質問、育児・夫婦などなど、これがキーワードだなと思うことは?

<たかしさん>
 ・「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝える

<あっこさん>
対話により「意識合わせをする」

その他出たお話

・パパは出産後の女性の変化を産前に知っておくと心構えができる。

・ママ側は、心の余裕が作れる環境(ストレス発散)づくりが大事。

・育児参画するパパはモテる(?)。

パパが育児参画をして「子供とずっといるのがしんどい」という共通認識ができた。結果、お互いの1人時間の確保をしたり、共通の趣味が増え、お互いがWin-Winの関係を築けるようになった。

・仕事の環境要因により、育児参画したいけど参画できない社員もいるかもしれない。会社も潜在需要など早めの情報キャッチする・啓蒙など、取得支援としてできることがあるのではないか。 


まとめ

①1人目出産こそ夫婦で育児ができる環境づくりを
1)1人目出産の時は、わからないことがたくさん。
 第一児出産の時こそ、パパに育児休業を取得して一緒に関わってもらえるとよかった。里帰り出産を選択したとしても、戻った後にママが1人になった場合「1人育児」は辛い。
 (※下部に載せる「女性の愛情の成長曲線」のとおり、出産直後で女性のパートナーへの愛情は変わると言われている)

2)(特に初産の前に)ご夫婦で出産後どんな選択肢があるのかを知り、どんな選択をするのかを夫婦間で話し合っておくこと、出産後スムーズに協働ができる土台づくりにつながるかもしれない。

②SOSを出せること・受け止める、そのために対話が大事。
「SOSを出せること」、それを「受け止められる」状態が作れると、孤独緩和につながると思われる。

③パパママで協働で育児をすると「共通」が増える。
・パパが育児に参画することで、夫婦の「共通項」が増える。子育てをキーに「相互理解」が促進する。子育てをしながら試行錯誤して、共に創意工夫できる関係性が理想なのかもしれません

お子さんが生まれる前にご夫婦で見ていただきたい動画

産後の女性の変化、産後の男性の育児参画の必要性が体系立ててわかりやすく説明されています。(この記事を見て、Mini子さんが情報提供くださいました。ありがとうございます)


ちなみに‥産後の女性の愛情の成長曲線の話

私が以前セミナーで見て衝撃を受けたグラフがあります。
それは「女性の愛情の成長曲線」です。

産後数ヶ月は、女性はホルモンバランスの変化や、物理的な睡眠不足により、不安定になりやすい。
この時期に「パートナーの支援の有無があるかないか(例えば夜泣きをしている際に交代をしてくれる等)」でその後の愛情が回復するか、そのまま下がってしまうのかが変わるというもの。

実経験として私の場合は低迷したまま抜け出けなかったということもあり、その経験を元にこの曲線を見た時の衝撃は大きかったです。

「夫婦がご機嫌でいること」は「夫婦間」「子供と」「社員が」「社会的に」もデメリットはないと考えています・・。

東京都 ウィメンズプラザ から引用 https://www.twp.metro.tokyo.lg.jp/Portals/0/jigyou/lwb/curve.html
ダイバーシティ&WLBコンサルタント 渥美由喜(あつみなおき)の「女性の愛情曲線」

「女性の愛情曲線」に関する詳細は下記サイトより

それぞれの夫婦の形があるとは思いますが、出産後ぐっと下がる愛情曲線を回復されるご夫婦が増えますように。


おわりに

この度、鼎談申込を快く受けてくださったお二人に感謝!
今回1時間で話足りなかったので、また第二弾を開催したい・・・と思います。

会社、社員双方のWin-Winは両立するはず。
ワークペアレンツが気持ちよく働ける環境づくり。
一人の人事マンとしてもこれから試行錯誤を続けていきたいと思います。

おしまい👋


ゲストお二人のおすすめ放送

🔸あっこさんの番組 子育て奮闘ママの等身大ラジオ

#100 【祝100回記念】改めて自己紹介&質問回答 - 子育て奮闘ママの等身大ラジオ📻

#106 【興味ある?笑】私たち夫婦の馴れ初め - 子育て奮闘ママの等身大ラジオ📻

#128 私のインタビュー記事が公開されました! - 子育て奮闘ママの等身大ラジオ📻



#131 【夫婦対談】育休第二弾を振り返る - 子育て奮闘ママの等身大ラジオ📻



【夫婦LIVE】お互いの良い所を絞り出す - 子育て奮闘ママの等身大ラジオ📻

🔸たかしさんの番組

口下手パパのOutput Lab 第1回 自己紹介 ワーパパたかしです - 口下手パパのOutput Labo


#072 スモールスタート!パパの育児参加① - 口下手パパのOutput Labo


#073 スモールスタート!パパの育児参加② - 口下手パパのOutput Labo

#074 スモールスタート!パパの育児参加③ - 口下手パパのOutput Labo


#086 スモールスタート!パパの育児参加④ - 口下手パパのOutput Labo




聴くLab過去回

聴くLab#1 音声配信の聴き方とコメントの残し方

音声配信を聴くことをどうやって日常に取り入れているのか?
というお話をお聞きしました☺️


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