やっとわかってきた!?
こんばんは。市の成人病検診で、近所の内科医院へ行ってきました。どこへ行っても採血がうまくいかない。30年通ったクリニックで、ある夏突然「おかしいですねえ、血管が見当たらないんですよ」と言われてから、10年くらいになるかなあ? そりゃあ昔より太ったのは事実です。今まで採れてたのが何故採れなくなったのか? 看護師の腕がアレなのか? それなら人によって「yukina*さん、ちゃんと採れるじゃないですか」ってなるはずである。
ちなみに30年通ってたクリニックでは、私担当みたいな看護師さんがいました。今どうしてるんだろう? 私が来なくなっても、毎日仕事をしているはずです。気にすることはない。
昨日書いたように、「点子ちゃんとアントン」(ケストナー)を読んでいます。子どもの頃初めて触れたのが「飛ぶ教室」で、これも時代背景とかドイツってこんな国とか理解してなかったです。
そう、読んだ読んだといっても、当時のドイツの世の中とか時代背景(1930年代?)が全然理解できていなくて、ちんぷんかんぷんだったのです。それで「読んだふり」をしていました。
点子ちゃんのぶっ飛びキャラも、自分が子どもだったら一緒に遊んでたと思いますが、貧しいアントンに寄り添えるやさしさは皆無な子でした。アントンごめんよ。点子ちゃんとアントンがどうやって出会ったのか、そこはまだわかってないです。
アントンに寄り添えるという考えが芽生えたという時点で、子どもの心をどこかに置き去りにしたってことでしょうか? 点子ちゃんというぶっ飛びお嬢様と一緒のほうが楽しいもん。私はマンガでも何でも、主人公至上主義みたいなところがあって、他の登場人物のことは一切考えてませんでした。
それで、ドイツってどんな国なんだろ? Postcrossing(ポスクロ)でドイツの人に絵はがきを送ったりしますが(たぶん利用者でいちばん多いのがドイツ)、ケストナーってどう評価されてるの? 子どもの頃読んだことある?とか聞いてみたいものです。まあアメリカ人に「大谷翔平ってどう報じられてるの?」というくらいベタで、受け取る側としては「つまらない質問」と思われそうです。
もうちょっとアントンにやさしくなって、ドイツをドイツと受け止めていたら、今頃ちょっとだけドイツに詳しい大人になっていたかもしれません。どこをどうして、日本語しかわからない大人になってしまったのだろう?
勿論点子ちゃんも、好奇心旺盛ないい子です。
まだ読み終わってないのに、感想文風味になってしまった。アントンが報われるエンディングでありますように。
ああ、岩波少年文庫には「訳者あとがき」なるものがあって、行き詰まるとそこを読んでしまいます。子ども向けに、時代背景やケストナーとはこんな人とか書いてくれてるので、親切だと思います。
それにしても「点子ちゃん」なんて最初に訳した人、すごいなあ。「点子ちゃん」の本名はルイーゼというそうですが。“Anne of Green Gables”を「赤毛のアン」と訳した村岡花子みたいだなあ(これはさすがにびっくりした!)。