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サービスに求められるものを、6段階に分類する

サービスに求められるものを、6段階に分類する

先日、Google Cloudさんのイベントで話した「サービスの段階」の補足。

「サービスの体験をよくする」というのが、漠然としてどうすればいいかわからないとき、まずユーザー体験を6段階に分類するのをオススメします。

この図をベースに、

・あなたのプロダクトの現状
・やろうとする施策やアップデート

が、それぞれどのレイヤーに属するかを見て、基本は低レイヤー(機能より)のものから、充足させて

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商品・記事のリコメンドと文脈

商品・記事のリコメンドと文脈

メディアやECサイトにおける、リコメンデーション(オススメ)の考え方の覚書。

リコメンデーションは、ど直球協調検索(みんなの買ってるもんを推薦)では機能しないこともある。ユーザーの利用文脈に応じて、オススメするロジックを切り替えてくのが重要。文脈で必要なものって、結構かわるんですよね。

なんとなくページを見ているときいわゆる本人の行動履歴や、この商品を買っている人の購買履歴、それらから算出され

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人のぬくもりが伝わる「顔が見えるプロダクト」

人のぬくもりが伝わる「顔が見えるプロダクト」

以前書いたSlackのリリースノートに関するnoteをTHE GUILDの安藤さんにシェアしていただいたのですが、そこでまたとても勉強になる事例を紹介されていました。

マンガアプリ・アルのリリースノートです。

この事例を見て、プロダクトと開発者の関係性について大きな学びがあったので、ちょっとまとめてみたいと思います。

開発者の立ち位置で書くリリースノートこちらがそのリリースノートです。

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突破するプロダクトマネジメント - クラシル開発チームで実践した事まとめ

突破するプロダクトマネジメント - クラシル開発チームで実践した事まとめ

こんにちは、坪田です。
dely Advent Calendar 3日目の記事です。

昨日は、エンジニアのmochizukiが NetflixのFast JSON APIを使ってみた を書きました!

僕は、クラシルを運営するdelyでクラシルユーザー体験と、開発部門のマネジメントに責任を持っており、そのプロダクトマネジメントのスタイルを書いてみます。

よく、CXOって何をするのか聞かれますが

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すでにやらかしてる

すでにやらかしてる

炎上防止を考える時、いつも「自分はすでにやらかした人間である」という前提で考えます。

積極的に相手に突撃こそしませんが… 過去を振り返れば、タイムラインに流れる記事にネガティヴな反応をしたことも、誤情報に騙されたことも、変な記事をRTしてしまったこともあります。反省しかありません。

ですので自分は炎上を、一方的に断罪できるほど聖人君子ではありません。

そんな経験から、サービスで炎上防止を設計

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決して止まらないカイゼン体制を作りたい

決して止まらないカイゼン体制を作りたい

中長期のための大きなデザインも大事だけど、そのために日々の改修が犠牲になってはならない(その逆は言語道断)。そんなわけで、しばらくの間は、1〜2日で終わる小さな改修を、コンスタントにnoteチームに提案したいなぁと考えている。

もちろん、「リソースが許せば」だけれども。なぜならpiece of cakeにはまだデザイナーが1人しかいないことだ。そんなわけで、中長期でどういうチームを作るべきかウン

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決死の覚悟でのぞんだnoteのドメイン移行。検索流入急落からの復活劇

決死の覚悟でのぞんだnoteのドメイン移行。検索流入急落からの復活劇

リスクはある。成功するとは限らない。それでも挑戦しなければならなかったことがあります。それが、2019年11月25日、noteのサービスURLの「note.mu」から「note.com」へのドメイン変更。

わたしたちが「note.com」ドメインを取得したのが、2018年12月。さらにさかのぼると、CXOの深津さんが就任した2017年10月からサービス改善における最重要項目のひとつとして位置づけ

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