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【農業のニュース】コメ、来年も値上がり!?

shoeiです。
2025年から本格的にファーマーとして活動していくため、現在絶賛勉強中です。

本日は【農業ニュース】の投稿です。12月23日(月)、テレ朝newsからの記事です。「今年高かったお米の値段、来年も上がるかもしれないよー」というニュースです。

総務省が20日に発表した家庭で消費する商品の価格動向を示す消費者物価指数で、先月のコメの価格は去年の同じ月と比べ、63.6%上昇しました。

そして、SNSにはこんな投稿もありました。

「米屋からの緊急報告 年内にお米は相当値上がりいたしましたが、来年はさらに値上がりが予想されます」(Xの投稿)

引用元: テレ朝NEWS

今朝、父親からこのニュースについて教えてもらい、米農家として私が直感で思ったことは「よかった、安心できそう」です。とても安直な考えですね。以前祖父から、2024年は米の値段が例年に比べて高かったので、2025年は売値が下がるという話を受けてました。しかし、今回のニュースを見て農業初心者の身としては「安堵」の気持ちが大きかったのは事実です。上記の記事の内容にも業者は「競争が激しい」、「少しでも多く仕入れたい」と書いてあり、買い手が多いことは米農家として非常にメリットになるのではと思いました。しかし、良さそうな情報でも落とし穴がある気はしています。さて、そんな上手い話はないと思うので今回のニュースの件を少し深掘りしていきましょう。

そもそも、なぜお米の値段は上がるのか?

お米の価格が上がっている要因としては大きく分けて3つあります。

猛暑の影響

夜間の気温が25°Cを下回らない状態が続くと、稲が日中に蓄積したデンプンが夜間の呼吸により消費されてしまい、充実したお米が収穫できなくなります。

夜間の気温 が25℃を下回らず、高い温度で推移し、日中に蓄積したデンプンが呼吸により消費され てしまうことを指して「高温障害」といいます。

一般社団法人日本精米工業会

需要の増加

インバウンド需要の増加により、外食産業の米の消費が増えていることが要因です。

農家の減少

生産者の少ないことを表します。生産者が少ないから生産量が少ない。だから単価が上がり、お米の価格の高騰に繋がっているようです。

米農家としてのデメリットは?

生産コストの上昇

農家の必需品である農薬や肥料が高騰していく可能性が考えられます。それ以外にも、一手不足による働き手の確保も困難になることが考えられます。売上と費用のバランスを見て、採算が取れないからと辞めてしまう農家も多いということがわかりました。売値が上がったとてしもそれ以上に費用が増えては米農家としてはデメリットですね。

米の消費量の減少

先ほどの米不足の原因である「インバウンドの増加」とは反対の要因で、日本人が米の需要が減少する可能性も考えられます。米が少ないから値段を上げる。値段を上げるからお米を買わない。お米を買う人がいないから商売が成り立たない。といったケースも考えられるのが米農家としてのデメリットです。

これを踏まえて考える今後の対策

スマート農業技術の活用

自動操舵トラクターやドローンなどを導入し、労働者の負担を軽減させます。労働者の負担を軽減すれば、一人あたりの作業範囲が広がり、人件費が削減できます。スマート農業技術の導入には費用がかかるデメリットがありますが補助金や助成金を活用して導入することもできます。補助金や助成金は具体的にどのようなものがあるか調べて記事にしたいと思います。

販路の多様化

米農家として費用の高騰があるなら売上をさらに伸ばそうという視点です。米屋に販売のみならず、ネット通販の活用やストック型ビジネスで定期的に米を配送するサブスクリプションサービスの展開等を視野にいれると、「生産コストの上昇」に対応できると考えます。お米のサブスクの存在は初めて知りました。考えてる人はすでに考えてますね。

オフシーズンの活用

最悪の状況を考え、この時期に副業に取り組むことも米農家としての対策の一つかと考えます。収入源が複数なら、どこかダメになっても生活は確保できるし、大きなメリットだと考えます。「米の消費量の減少」のデメリットにも対応できる手段だと思います。また農機のレンタルや酪農に農地を貸す等買い手がいるのであればそのような手法で収入を得るのも良いかと思います。

まとめ

父親からふと話されたニュースのおかげで、色々調べることができて勉強になりました。個人的には収入が増えようが減ろうが、一定に生活水準は変えないことが大切だと思います。各年の売上に合わせて生活していたらずっと楽にはならないし、収入が増えたから「今年はいろいろ買っちゃおー」と支出を増やしてしまうのは御法度。毎年売上単価は低く見積もり、その範囲内で生活ができれば、いろいろな状況でも対応できるのではないかと考えています。今回はテレ朝newsの記事を元に書かせていただきました。

副業でWEBライターを目指しており、現在note毎日投稿で絶賛「書く」練習中です。記事が良かったらスキやフォローしていただけると励みになります。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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